リッチリスト

2025.11.25 10:00

グーグル共同創業者ラリー・ペイジが世界2位の富豪に、バフェットも保有で株価上昇続く

Justin Sullivan/Getty Images

Justin Sullivan/Getty Images

グーグル共同創業者のラリー・ペイジが米国時間11月24日、オラクルのラリー・エリソンを抜いて世界で2番目に裕福な人物になった。これは、グーグルの親会社であるアルファベットの株価が、AI市場の勢いを背景に数週間にわたり上昇を続けているためである。

アルファベットの株価は24日の取引開始時に約317ドルまで上昇した(5.8%高)。前週には8.4%の上昇を記録し、株価が276ドル強から300ドル弱まで押し上げられた。

オラクルの株価は、前2営業日における取引で約12%安となった後、24日も1.5%安となり、株価は196ドルを下回った。

ペイジは1998年にセルゲイ・ブリンとともにグーグルを共同創業した人物だ。24日の株価上昇により、ペイジの推定資産は87億ドル(約1.4兆円。1ドル=156円換算)増の2550億ドル(約39.8兆円)となった。過去5年間でペイジの資産は爆発的に増加しており、2020年の509億ドル(約7.9兆円)から2025年初めには1440億ドル(約22.5兆円))強まで上昇した。

一方エリソンも今年だけで資産が急増し、その推定資産額が4000億ドル(約62.4兆円)に達した2人目の人物となった。しかし、ここ数週間でオラクルの株価が下落したことで、現在の推定資産は現在2488億ドル(約38.8兆円)となっている。ブリンもアマゾンのジェフ・ベゾス(推定資産約36.7兆円)を抜き、推定資産2364億ドル(約36.9兆円)で世界4位の富豪になった。

アルファベットの株価が8月1日に187.82ドルの安値をつけて以来の上昇率は67%である。一方、オラクルの株価は、9月10日に36%近い急上昇を記録し、1日の上昇率としては1992年以来最大となった後、現在までに43%下落している。

次ページ > ブリンの慈善活動

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事