キャリア形成において、頼れるメンター(助言や手助けをしてくれる良き指導者)とのつながりを持つことは、キャリアアップのための最も強力な手段の1つだが、多くのプロフェッショナルはそうした関係の追求をためらう。拒絶される恐怖、自分に価値がないという感情、自分が成功を装っていると感じる「インポスター症候群」的な思い、あるいは、どうすればメンター候補を見つけられるかという不安感など、その理由が何であれ、こうした障壁がしばしば人々を阻み、成長に必要な指導や支援を得ることを妨げている。
しかし、適切な方法でアプローチすれば、喜んで支援してくれる優れたメンターや、スポンサー(成長を積極的に促進し、職場での機会へのアクセスを提供し、キャリアアップを後押しする人物)とつながる方法は数多く存在する。
Center for Creative Leadership(クリエイティブ・リーダーシップ・センター)の研究によれば、メンターシップは、メンターの支援を受ける人(メンティー)のキャリア成長を強力に加速させるだけでなく、メンターとメンティー、双方の職務満足度と定着率を向上させることが明らかになっている。しかし、Gallup(ギャラップ)による2023年の調査によると、メンターがいるプロフェッショナルはわずか40%だ。スポンサーがいる人はさらに少なく、23%しかいない。
メンターシップが今まで以上に重要な理由
今日の急速に変化する職場環境において、メンターシップはもはや「あれば良い」ものではなく、不可欠なものとなっている。優れたメンターは、あなたのスキルと影響力を高める上で不可欠な指導を提供し、さらに、自力では開けない新たなチャンスへの扉を開く社会的資本をもたらす。
全米経済研究所によるものなど数々の研究によれば、メンターシップは、特に正しく評価されていないプロフェッショナルにとって、キャリア成果を大幅に改善することが示されている。メンターは、専門的な知見に加え、心理的なサポートを提供し、メンティーが職場の課題を乗り越え、自信を築き、長期的にモチベーションを維持できるよう支援する。いま自分が歩んでいる道について、過去に歩んだ経験を持つ人物にアクセスできることは、学習曲線を劇的に短縮し、よくある落とし穴に落ちることを回避するのに役立つ。
これらの障壁を乗り越え、力を与えるメンターシップ関係を築くために、研究と実世界の知見に基づいた5つの重要な戦略を紹介しよう。これらは、あなたの成長を心から支援したいメンターとつながるための戦略だ。



