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2025.11.25 15:00

迷子ペット探す無料AIツール、画像認識技術で17万匹超を家族の元へ

AI画像認識技術を活用した迷子ペット捜索プラットフォーム「Petco Love Lost」を通じて飼い主と再会できた猫のルイ。YouTube公開動画より(Petco Love)

「食べることも眠ることもできなかった。もうボロボロだった」とファーズ。追い打ちをかけるように、詐欺師から電話がかかってきた。地元の動物保護施設のスタッフを名乗り、ルイを保護したが緊急の獣医治療が必要なため、すぐ送金してほしいというのだ。

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幸い、Love Lostでこうした手口に関する情報が共有されており、ファーズはピンときた。クレジットカード情報を教える代わりに「今は車の中なので、折り返し電話をする」と答え、相手の名前を尋ねた。それから動物保護施設に確認すると、同名のスタッフは存在せず、やはり詐欺だと判明。詐欺師が施設の電話番号を盗用していたこともわかった。

「Love Lostで詐欺の手口に関する話を読んでいて本当によかった。恐怖のあまり騙されかねなかったから」とファーズは語る。「でも騙されずに済んだ」

運命の再会

ルイが行方不明になってから11日後、ついに目撃情報が上がった。とある動物病院の屋根の上に赤茶色の毛の猫がいるのを見かけた女性が、グーグルで「オレンジ色の迷い猫 ワシントン州リッジフィールド」と検索したところ、一番上に表示されたのがLove Lostに掲載されたルイのプロフィールだったのだ。この女性はすぐさまLove Lostのアプリを通じてファーズに直接連絡をとった。

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「Petco Love Lost」を通じて届いたルイ発見の第一報。YouTube公開動画より(Petco Love)
「Petco Love Lost」を通じて届いたルイ発見の第一報。YouTube公開動画より(Petco Love)

ファーズ一家は大急ぎで動物病院へ駆けつけた。ルイはすでに屋根から飛び降りて、近くのモータープールに逃げ込んでしまっていたが、キャンピングカーの下に隠れて怯えているのをイワシの缶詰のにおいで誘い出し、ようやく保護できた。

ルイは油まみれで、約1.4kg痩せ、顔には擦り傷があった。だが、命に別状はなかった。「まさに奇跡だ」とファーズは語っている。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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