4. 「正しく理解されていない」ことへの憤り
一方のパートナーが大なり小なり苦境に立たされているのに、もう一方のパートナーが何も変わっていないかのように接し続けるとき、感情の不一致が現れる。興味深いことに、その解決策は多くのサポートを示すという単純なものではない。
専門誌『Journal of Personality and Social Psychology』に2020年に掲載された研究で、目に見える支援は日常的な場面ではウェルビーイングを高めるが、ストレスの多い時期には、目に見える支援はかえって個人のウェルビーイングを低下させることがわかった。その結果、ストレスを感じているパートナーは、じろじろ見られていると感じたり、不十分だと感じたりすることになる。そのような時には、強引でない無言のサポートが相手を守ることになった。これからわかることは、支援がパートナーの内的状態と一致しない場合、それは慰めではなく、無効なものに感じられるということだ。
このようなミスマッチは、注意を向けられていないと感じるために双方に不満を生むことになる。例えば、圧倒されているパートナーはやがて消耗していくかもしれない。だがその疲れは、パートナーには無関心や引きこもりと誤解されるかもしれない。そのため、過労を和らげるのを助ける代わりに、相手を「憂鬱な気分」から解き放とうとするかもしれない。その結果、一方のパートナーが実際に感じていることと、こう感じているだろうと相手が推し計っていることの間で憤りが募り続けることになる。
5. 「謝罪を受けたことがない」という憤り
おそらく、長期的な関係において最も深刻な憤りは、破局が認識されないときに現れる。小さな、調整的な認識(「あなたを傷つけている」というような単純なものでも)は、関係において計り知れない価値を持つ。
憤りは、無神経な発言や境界線の違反、引きこもりの瞬間など、本来はそうあるべきだったのに有意義に修復されなかった心の傷の細部に蓄積される。カップルは、時間の経過や平常心への回帰が解決につながると考えがちだ。だが実際には、感情システムは曖昧なままかもしれない。つまり、傷ついたパートナーは行動では前進し、傷は見えないところで開いたままだ。
謝罪しても解決に至らない場合もある。専門誌『Journal of Social and Personal Relationships』に掲載された研究によると、謝罪が許しにつながるのは、それが誠意あるものだと受け取られた場合のみだ。だが、2人の間の空気が非常に緊張しているために謝罪が空虚に感じられたり、あいまいに感じられたりして、ほとんど救いが得られない場合もある。心から詫びなければ、傷は消えないことを理解することが重要だ。そうしなければ、気持ちはどんどん離れていく。


