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企業の労働力と労働環境、およびその未来についての記事を中心に執筆

kasto / Bigstock

人材あっせん会社Vaultは「誰もが働きたい投資銀行、10社ランキング」を発表した。この調査はVault社が約3,000人を調査して作成。回答者は各社を10段階で評価するとともに、企業文化、収入、全体的な満足度、職業訓練、ワーク・ライフ・バランス、勤務時間、文化的な多様性といった様々な角度から会社生活の質を採点している。

首位のブラックストーン・グループ、2位のゴールドマン・サックスは3年連続。3位のモルガン・スタンレーも2年連続でそのポジションを守った。上位3位の顔ぶれは変わらなかったが、小規模のM&A助言会社やブテッィク型投資銀行の人気が上向いている。

このほかトップ5ではEvercore Partnersが6位から4位へ上昇、Centerview Partnersは5位で変わらずだった。


ブラックストーン・グループは一流の才能が集まり、「誰もが働きたい場所」との回答もあった。ゴールドマン・サックスも「全ての面で満足いく会社」との評価を得ている。

最近人気をあげているブティック型投資銀行は、ビジネス経験豊富な顧客との対話を好む若い才能を引き付けているようだ。Vault.comの上席金融エディター、デレク・ルーズベルトは「M&Aの大型案件を手掛ける小さな銀行が人気の職場となっている」と話している。

ブティック型投資銀行は少数精鋭で運営されるため労働条件は厳しく、プレッシャーも大きいが、「上層部から見習いのアナリストまで全ての層の従業員の質が高い」「知的な挑戦が可能」とEvercore の従業員は評価している。Centerview Partnersでも「業界で最も理想的な投資案件と報酬」「顧客の資産を預かる責任の大きな仕事」を少人数のスタッフで実現していることが魅力としている。

小規模のブティック型投資銀行では大きな経験を早く積むことができるが、大銀行でも会社生活の質は大幅に改善している。ゴールドマンやモルガン・スタンレーなどが、若く才能ある従業員を長く引き留めようと労働条件を見直しており、こうした変化は今後も続きそうだ。

前出のVault社のルーズベルトは「週末の休みがきっちりとれるとは限らないが、若い社員への対応についてはこの2年程、考え方が変わってきている」として、具体例としてアナリストプログラムの運用変更を挙げている。

一方で、7年間向上してきた職場の多様性に対する評価が今年は下がった。人種・民族的少数者の多様性が3%低下したほか、女性、同性愛、軍経験者の雇用に関する評価も低下気味だ。ルーズベルトによると、銀行は求人方針などを前年と変えておらず、唯一、原因と考えられるのは米国全体で起こっている変化ではないかという。最近は社内の多様性が重要視されており、「まだ理想の形にはほど遠く、やるべきことは山ほどある」と述べている。

また、ルーズベルトは「各銀行は若い人材により良い機会を与えている」と強調した。「銀行はワーク・ライフ・バランス重視の職場になりつつある。彼らが若いバンカーの勤務時間や休暇を尊重するようになってきていることを知ってほしい」と述べている。

下記にVault社が公開した10社のリストを掲載する。

1位:Blackstone
2位:Goldman Sacks&Co.
3位:Morgan Satnley
4 位:Evercore Partners
5 位:Centerview Partners
6 位:Houlihan Lokey
7 位:Greenhill &Co.,Inc,
8 位:J.P.Morgan
9 位:Perella Weinberg Partners
10 位:Credit Suisse

文=キャサリン・ディル(Forbes)/ 翻訳編集=加藤雅之

 

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