AIへのデータ提供はリスクを検討すべき
私たちユーザーは、こうした状況や選択に慣れておくべきだ。グーグルはAIのアップグレードを加速し、他の企業、例えばマイクロソフトもWindowsをエージェント型AIのハブへと変えるという議論を呼ぶ戦略を認めている。今や、提供されるアップグレードを安易に使う前に立ち止まって考える必要がある。少なくとも、自分のデータへのアクセスを許容することを意識して決断を下すべきであり、いったん始まった場合のリスクを検討したい。
編注:マイクロソフトは、AIエージェントが接続できるWindowsネイティブなMCP機能「MCP on Windows」を発表した。またAIエージェント管理機能「Microsoft Agent 365」も公表した。
居住地域によっては設定がオフの場合があるものの、すぐに設定を確認して対処を
グーグルによれば、「欧州経済領域、日本、スイス、英国」に居住している場合、デフォルトでスマート機能の設定はオフになっているという。だが、米国を含むそれ以外の以外の地域の読者は、オプトインするかどうかを判断し、今すぐ自分の設定を確認すべきである。
これらの設定変更は、まだあなたの環境に反映されていないかもしれない――しかし、いずれ反映される。必要な2カ所でのオプトイン変更方法の詳細は、上記のXの投稿で確認できる。
AIツール群のプライバシー設定は「迷路」
筆者の主な懸念は、便利なAIツール群全体にまたがるプライバシーポリシーやオプトイン/オプトアウトの「迷路」を、簡単に理解する方法がないことだ。さらに、ユーザーの惰性により、ほとんどの人はこの問題を深く考えないままになる。すでに整理するには手遅れだといってよい状況かもしれない。
Gmail、Chat、Meetのスマート機能の設定を変更する(Web版Gmail)
※アドレスバーに「https://mail.google.com/mail/u/0/#settings/general」を入力すると、「全般」タブが直接表示される
(1)ウィンドウ右上にある歯車のようなアイコンをクリック
(2)「すべての設定を表示」をクリック
(3)「全般」タブで「スマート機能」項目を表示させる
(4)「Gmail、Chat、Meet のスマート機能をオンにする」の横にあるチェックボックスをクリック
(5)Gmailの再読み込みに関するメッセージが表示される
(6)「オフにして再読み込み」または「オンにして再読み込み」をクリック
(7)Gmailが再読み込みが実行される。Gmailが表示されたら完了
Google Workspaceとその他のGoogleサービスのスマート機能の設定を変更する(Web版Gmail)
※アドレスバーに「https://mail.google.com/mail/u/0/#settings/general」を入力すると、「全般」タブが直接表示される
(1)ウィンドウ右上にある歯車のようなアイコンをクリック
(2)「すべての設定を表示」をクリック
(3)「全般」タブで「Google Workspaceのスマート機能」項目を表示させる
(4)「Google Workspaceのスマート機能の設定を管理」ボタンをクリック
(5)「Google Workspace のスマート機能」ダイアログが開く
(6)「Google Workspaceのスマート機能」および「他の Googleサービスのスマート機能」項目の右側にあるチェックをクリック
(7)「保存」をクリックしたら完了


