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2025.11.22 14:00

株価は利益の200倍? ARMに見るAIバブルによる異常な数字

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データセンター:低いロイヤリティと過大な期待

ARMの現実は継ぎのとおりだ。現在のARMサーバー販売量の大部分(AWS Gravitonが主導)は、取引量とカスタムデザインライセンスにより約3〜5%の低いロイヤリティに固定されている。売上を3倍にするには、ARMはCSS(コンピュートサブシステム)製品に販売量をシフトする必要があるが、これは10%の高いロイヤリティ率を要求する。

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低ロイヤリティのAWSモデルが支配的だ。投資家はセグメント全体を高い10%のレートで価格設定しているが、これは非現実的だ。アマゾンやNVIDIAはこれを使用していない。マイクロソフトは使用しているが、それは単に出遅れを取り戻すために競争力を素早く得たかっただけだ。長期的には持続しない。

それだけではない。実際、ARMに対する完全に異なる選択肢が存在する。

RISC-V:競争上の脅威

ARMの価格決定力に対する長期的リスクは、オープンな代替手段の成熟だ。

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オープンソースでロイヤリティフリーのアーキテクチャであるRISC-Vは、業界にとって究極の脱出口だ。RISC-Vは、AI/特殊ワークロード向けに極めてカスタマイズ可能でロイヤリティフリーという、ARMの必須料金に対する重要な財務的優位性を提供する。

グーグル、メタ、クアルコムはRISC-Vに多額の投資を行い、ARMのアーキテクチャライセンスの必要性を排除するために積極的に取り組んでいる。

ARMの評価はどうすれば妥当になるか?

ARMの売上が今後3〜5年で4倍、利益率が2倍になる可能性はあるだろうか? 難しいが、不可能ではない。

それが実現するためには、以下の具体的な市場行動と製品採用が必要だ。

・顧客採用:マイクロソフトとグーグル(高利益率のCSS製品を使用)が、インテル/AMDと確立された低ロイヤリティのAWS Gravitonフリートの両方を置き換え、クラウドチッププロバイダーの主要企業にならなければならない

・製品ミックス:ARMはCSSの世界的な採用を加速し、平均ロイヤリティ率を大幅に引き上げる必要がある

・市場シェア:ARMは、現在の約15%から2026/2027年までにデータセンターで50%の市場シェアを獲得するという経営陣の積極的な目標を達成しなければならない

forbes.com 原文

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