ウォルマートは近年、サードパーティのオンライン・マーケットプレイスを拡大しており、2024年には4四半期連続で30%超の売上成長を達成したと報告した。
これは2014年に経営トップに就任したダグ・マクミロンCEOが主導したもので、同社はその後、AI関連の取り組みを複数立ち上げている。ウォルマートは10月、OpenAIとの提携を発表し、ウォルマートおよびサムズクラブの会員がChatGPTを通じて食料品などを購入できるようにしたほか、AIを活用して商品カタログを強化する計画も示した。
同社は先日、マクミロンが1月に退任し、ウォルマートの米国事業を率いるジョン・ファーナーが後任となると発表した。
ここ数カ月、一部の小売企業やエコノミストは、低所得層と高所得層の消費動向の分断が進んでいることに懸念を示している。マクドナルドのクリス・ケンプチンスキーCEOは11月初め、低所得層の顧客の来店が2桁減となった一方、高所得層の来店は「堅調」を維持し、ほぼ2桁増となったと述べた。
プロクター・アンド・ギャンブルやチポトレの経営陣も今年初めに同様の懸念を表明しており、チポトレのアダム・ライマーCFOはロイターに対し、低所得層の顧客は「圧力を感じている」と語った。
連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は、10月に米国経済が二極化を示す「K字型」になっているかどうかを問われた際、「下位層の米国人が苦しんでいる」という「裏付けに乏しい」データはあると述べた。


