2025.11.21 11:30

アジアの次なる波、脱定番サファリ──「2026年ラグジュアリー観光」を形づくる旅行トレンド

鎌倉の大仏(Shutterstock.com)

サファリは定番から離れる

2026年のサファリ旅行は、これまでの定番コースをはっきりと外れ、より斬新な目的地が人気を呼びそうだ。これはオーバーツーリズムや、本当に行きたい場所の代替として安価な目的地を選ぶ「デュープ旅行」人気に伴う均質化効果に対抗する動きとなる。

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新たな見どころとして、ケニアのスヤン自然保護区内にある&Beyondスヤン・ロッジが挙げられる。ここは同保護区内で初めて、かつ唯一の隠れ家リゾートで、黒ヒョウの生息域に位置している。

黒ヒョウ(Shutterstock.com)
黒ヒョウ(Shutterstock.com)

ガイド付きトレッキングでマウンテンゴリラを観察する、ゴリラトレッキングのサービス拡充も見逃せない。長くルワンダ観光の目玉として、ワン&オンリー、シンギタ、ウィルダネスなどの有名ブランドがツアーを提供し、人気を博してきたが、ウガンダでアバクロンビー&ケントのサファリキャンプが新設され、ボルケーノ・サファリがチンパンジー・トレッキングの中心地に新設したキバレ・ロッジや、アシリア・アフリカが近く開業する施設などとともに、ラグジュアリー市場を牽引する。さらに、ロンドン・ガトウィック空港からウガンダ・エンテベへの直行便が新規就航し、これまで以上にアクセスが容易になる。

欧州はショルダーシーズンに注力

欧州は不変の人気を維持しているが、2026年は涼しい季節とショルダーシーズン(中間期)が重視される。過密・過熱・高価格がピークシーズン(繁忙期)の代名詞と化す中、積極的に閑散期を狙う旅行者が増えている。

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北イタリアのドロミーティ山地は、急成長が見込まれる。アマンの新ホテル開業、冬季五輪の開催、そして夏季シーズンの長期化と、かつて季節限定だったホテルが通年営業化する動きが背景にある。また、ゆったり楽しむスロートラベル需要の増加も好材料となる。

一方、ロンドン人気は衰えを見せない。世界中の高級ホテルグループがしのぎを削る中、オーベルジュ・リゾーツ、ウォルドーフ・アストリア、セントレジス、シックスセンシズ、ザ・ゼッター・ブルームズベリー、ローズウッドがこぞって新たなホテルの開業を予定している。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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