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2025.11.26 17:30

「人生のつらい時」にこそ効く、カップルの絆を強くする知られざる4つの愛の言葉

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2. パラレルプレイ

パラレルプレイの愛の言語は、子どもたちにとって最も自然なものだ。子ども2人が並んで座り、1人はゲーム、もう1人は工作をしているとき、それぞれの世界に没頭しながらも互いの存在に安らぎを感じているのを見たことがあるだろう。大人もこのようなつながりを、再発見することができる。

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カップルが成長するにつれて、常に関わっていたいという欲求は「一緒にいながら独り」になりたいというよりマイルドな欲求に変わることが多い。恋愛関係の自律性に関する研究では、お互いに心理的な空間を許し合っているカップルは一般的に自分たちの関係に満足しており、パートナーの助けが必要なときには、2人のやり取りはより直接的なものになる。

もしあなたとパートナーが同じ空間にいながら、演技をしたり言葉で場をつないだりする必要なく、それぞれに活動しているのなら、あなたはパラレルプレイという愛の言語を流暢に使いこなしていることになる。部屋でパートナーの反対側に座って静かに本を読む、あなたがキッチンで料理をしている間、パートナーはゲーム観戦する、などが良い例だ。

もちろん共通しているのは、共に存在するという行為だけでなく、そのときに感じるかもしれない、触れることはできないがはっきりとした安心感だ。

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3. 役割交代

どのような恋愛関係においても、カップルはそれぞれに2人の絆のウェルビーイングに貢献する特定の役割を担っている。ある関係では、一方のパートナーが計画を立て、もう一方が行き当たりばったりで行動する。また、片方が感情面での安定を担当し、もう片方が現実的あるいは後方支援的な安定を担当する関係もある。

しかし、一方が常に世話役で、もう一方が常に依存するなど、役割分担が硬直化すると親密さが損なわれ始める可能性がある。最も健全なカップルは、最近の研究で「関係への適応性」と呼ばれるものを持っている。つまり生活の中で必要に応じて役割を流動的に切り替えている。

専門誌『Journal of Marriage and Family(ジャーナル・オブ・マリアッジ・アンド・ファミリー』に2022年に掲載された、現場で働く労働者の恋愛関係の健全さに関する研究では、コミュニケーションや感情の調節といったスキルの中でも、「役割の柔軟性」が激動の時期の恋愛関係の回復力に不可欠だと強調している。

この意味での役割の切り替えは、恋愛関係におけるダンスのようなものと考えることができる。その場の状況に応じてリードする役割と追随する役割を交代するのだ。

健康上の一大事を乗り越えるカップルを想像してみてほしい。数カ月の間、一方のパートナーが日々の細々としたことや予定の管理、緊急度を勘案しながらの感情面での応対を担う。だが最悪の状況が過ぎ去ると、もう一方のパートナーが感情面で主要な役割を担う。そして相手に休んだり悲しんだり、一息ついたりすることを促す番だ。役割は変わるがパートナーシップは強固に保たれる。固定された役割では、関係はもろいもののように感じられる。だが、役割を柔軟に担うようにすると、関係は強靭なものになる。

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翻訳=溝口慈子

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