働き方

2025.11.27 07:15

平日昼間に私用をこなす会社員が5割超、理想の働き方は「安定」か「自由」か

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仕事への感謝は安定か自由か

仕事に対して最も感謝していることは何か。この問いへの回答も、雇用形態によって明確に分かれた。

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会社員の圧倒的トップは「安定した雇用や収入が得られること」、次に「充実した福利厚生(休暇制度、手当など)」などで、安定した環境が評価された。

一方、フリーランスは「働く時間や場所を自分で決められる自由」が1位となった。ほか、上位に「自分の頑張りが直接収入や評価に反映されること」「付き合う人や仕事内容を自分で選べる自由」が入り、会社員の安定と比べ自由を評価している点に、両者の違いが表れた。

成長実感は雇用形態に関係なく5割

1年前と比べて成長を実感しているかという質問では、会社員が49.5%、フリーランスが50.1%とほぼ同水準だった。

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組織に所属していても、独立していても、成長を実感できるかどうかは雇用形態そのものより、個々の取り組み方によって左右されることを示している。ただし、フリーランスとして成長を実感できる段階に到達するには、並大抵の努力では済まない。同じ約半数という数字の裏には、組織の中でこそ力を発揮できる人もいれば、腕一本で勝負する方が向いている人もいる、という働き方の適性の違いが隠れているのかもしれない。

今回の調査から見えてきたのは、会社員とフリーランスという働き方の優劣ではなく、それぞれに異なる価値観と自由度があるという事実だ。どちらの働き方でも責任ある仕事を担い、成長できる可能性がある。働き方の選択肢が広がっている今、自分に向いた場所を選ぶ自由と責任が、誰にでも等しく与えられているといえる。

【調査概要】
調査期間:2025年10月24日〜10月30日
調査対象:副業をしていない会社員、自営業・自由業を営む全国の20〜60代男女,1047名(会社員542名、自営業・自由業:505名)
調査方法:Webアンケート方式

プレスリリース

文=池田美樹

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