求めるのは「スキルを高めて稼ぐ自分」
なりたい自分を思い描けている人に、その具体的な姿を自由回答で尋ねたところ、最も多かったのは「スキル・専門性を高めて活躍する」、次いで「稼げる・高収入」だった。
「プライベートと仕事の両立・充実」、「信頼される」も上位に入り、ワークライフバランスを重視しつつも、仕事での成果や経済的安定を明確に求める姿勢が見える。

「描ける人」と「描けない人」の分岐点
調査結果が示すのは、なりたい自分を漠然とした願望で終わらせるか、具体的な行動に落とし込めるかの違いだ。描けている人は、「スキルアップ」「資格取得」「人生目標の設定」といった実行可能なステップに分解し、それを実現するための行動を既に起こしている。
逆に言えば、描けていない人は、そもそも理想の自分像が明確でないため、何をどうすればいいのかという行動にたどり着けない状態にあるのかもしれない。正解のない時代を生きるZ世代にとって、自己理解や目標設定を支援する仕組みの必要性が浮かび上がる。
自分らしく働きたいという願いを実現する第一歩は、なりたい自分がどういうものであるかを明確に描くことから始まるのではないだろうか。
【調査概要】
調査期間:2025年10月24日〜10月27日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の会社員(正社員)・公務員・団体職員として勤務する20歳〜29歳の男女1000名


