キャリア

2025.12.14 15:00

採用面接での「次の仕事に何を求めてる?」という質問の意図、ベストな回答のヒント

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採用プロセスを前進させる回答

まず、あなたのベストな姿を明確に伝える。その際は正直に(面接や履歴書などで嘘をついたり飾ったりしないこと)。嘘をつくことは、次のステップに進めるほど自分には才能も経験も価値もないという自分への強い(有害な)メッセージとなる。自信を持ち、冷静に。自分の才能と実績、そして今後の目標を明確に把握し、積極性と強さをもってそれらを語るといい。

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また、話した内容はあなたが応募する職務で楽しく働き、成功し、生産的になれるかどうかを面接官が評価するために使われることを意識したい。そしてあなたが語る意気込みはどの面接においてもあなたの最終目標でもあるべきだ。

こうしたことから、面接の前には十分に準備をすること。あなたがこれまでに楽しんだ仕事と、その仕事でやっていたこと(使っていたスキルや作り上げた協力関係、培った才能、進んで貢献した成果)をすべて思い浮かべ、次の転職でそのすべてをどのように活用したいかを考えるといい。

自分に合わせた回答の作成を

・最も誇りに思う業績は何ですか、その理由は

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・前職ではどのように個性を発揮し、またどのような特別な能力で差別化を図っていましたか

・キャリアの最後にどのようなレガシー(遺産)を残したいと考えていますか。次の職務はそのレガシーを築くのに役立ちますか

・仕事とキャリア全体について、あなたが最も期待していることは何ですか

重要なのは、あなたがその組織でどのような貢献をしたいのか、自信を持って明確に言うことができるようにしておくことだ。そこでどのようなインパクトを与えたいだろうか。その理由は何だろうか。

盛り込むべき主要なポイント、文言、テーマ

職務とフォーカスにもよるが、これらの質問に答える際に盛り込むと役立つ主な要素には以下のようなものがある。

1. あなたのリーダーシップ能力と可能性、それらがどのように発揮されてきたか

2. あなたの管理職としての経験や成功、影響力、それらを新しい職務でどのように生かしたいか

3. あなたのチームワーク能力や柔軟性、協調性、忍耐力、それらがこの職務にどのように役立つか

4. 逆境や困難、危機、意見の相違に通常どのように対処するか

5. 仕事とアプローチにおけるあなたの中核となる価値観

6. あなたのリーダーシップと管理アプローチにおけるDEI(多様性、公平性、包括性)へのコミットメント、および成長する組織と文化を構築する上での多様性の重要性に対する理解

7. あなたの全体的な仕事スタイルと、発揮したいリーダーシップやコミュニケーションの重要な特徴

8. あなたが最終的にチームや組織に与えたいポジティブな影響

次ページ > 質問に答えたら、「私が話していることは、この職務に強く適合していると思われますか」と尋ねたい

翻訳=溝口慈子

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