映画

2025.11.21 17:00

第二の『イカゲーム』になるか、ネトフリ『イクサガミ』がロッテントマトで批評家スコア100%に

Netflix作品『イクサガミ(Last Samurai Standing)』

これは、昨年5兆件超の検索を処理し、市場シェア90%を握るグーグルのデータ(下記)にも明確に表れている。

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Google Trendより(Google)
Googleトレンドより(スクリーンショット)

データは、主要な検索語の人気を分析する「Googleトレンド」からのものだ。個別の語の検索回数は示されないが、各ポイントは他のポイントに対する相対値で、0から100の尺度で表示される。スコア50は、その語の検索がピーク(100)だった日の半分の水準であったことを意味する。対照的に、スコア0は、対象期間中で最も少ない検索件数に相当する。

重要なのは、Googleトレンドが可能な限り多くの結果を取り込むよう設計されている点だ。大文字・小文字は区別せず、世界中の検索を対象とし、特定の語句にも、より広いトピックにも対応する。

たとえば『Last Samurai Standing』と入力すると、その文字列そのものを検索対象にするか、『Last Samurai Standing - TV Series』というトピック検索を選べる(日本語環境では『イクサガミ - TV番組』といった検索もできる)。環境では後者では、スペルミスや関連語を含むバリエーションも取り込まれる。これはトピック検索と呼ばれ、グーグルはこれを「概念全体への関心を測る方法」と説明している。

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上記のデータによれば、9月に最初の2話が公開された際には小さな関心の高まりが見られ、グラフ上で2に達した。しかし今週、ネットフリックスでの配信開始に伴い、スコアは100へと急騰した。

一般に、評価の高い作品でも、公開から検索数の増加までには口コミが広がる時間差が生じることが多い。『イクサガミ』はこの傾向には当てはまらないが、これを維持できるかは未知数だ。数日のうちに新たなオリジナル作品が次々とネットフリックスに登場し、視聴者の関心を争うことになる。競争のなかで人気を保てるかどうかが、『イクサガミ』が第二の『イカゲーム』になるのか、それとも一過性で終わるのかを決めるだろう。まさに、生き残りをかけた戦いの最中にある。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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