味噌の種類にもくっきりした地域差
味つけの好みを見ても、地域差は明確にあらわれていた。全国的には「あっさり」派と「こってり」派が拮抗しているが、北関東ではこってり味を選ぶ人が多く、中国・四国では甘めを選ぶ割合が高い。
さらに際立つのは、味噌の種類である。全国では合わせ味噌が主流だが、北関東や中部では赤味噌の使用率が高い。中部では「赤味噌でなければ豚汁とは言えない」と回答する人が約3人に1人となり、味噌に対する強いこだわりが見られた。

コンビニにも地域の味が登場
今回の調査が示したのは、豚汁が全国共通の料理でありながら、実際にはローカルフードとしての奥深さを持つという点だ。家庭の味が地域ごとに大きく異なるからこそ、消費者は自身の地元の味に敏感であり、その再現を求めている。
ファミリーマートをはじめコンビニ各社でも、この地域性を踏まえた具材や味噌のバリエーションが広がりつつある。各地の食文化に寄り添う商品展開は、買い手の満足度を底上げするだけでなく、家庭料理の多様性を支える役割も担いはじめているのかもしれない。


