ファッション

2025.11.24 15:00

都会の男とコート─連載 Forbes JAPAN CIRCLE 30

着用者の動きに合わせ躍動するフォルム

コート1350000円、シャツ110000円、パンツ 参考商品、靴65000円〈すべてディオール/クリスチャンディオール Tel:0120-02-1947〉
コート1350000円、シャツ110000円、パンツ 参考商品、靴65000円〈すべてディオール/クリスチャンディオール Tel:0120-02-1947〉

ディオールの2025-26年 ウィンターコレクションのテーマのひとつ「トランスフォーム(変容)」を体現するコートは、軽やかで表情豊かなシルクファイユ製。フォルムが変化し、ランウェイではスカートとして着用された。また耐水性にも優れているため、多少の雨なら気にならない。ブランドアイコンのひとつである包みボタンにより、エレガントで洗練されたコートとなっている。白シャツをパンツにタックインし、ミニマルに着こなすのが正解だ。胸元のボタンのみ留めれば、裾がはためいて優雅な印象を演出できる。

現代人をも魅了する伝説の建築家のセンス

コート962500円、セーター266200円、パンツ148500円、靴368500円、バッグ546500円〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーションデスク Tel:0120-961-859〉サングラス52800円〈モスコット/モスコット トウキョウ Tel:03-6434-1070〉
コート962500円、セーター266200円、パンツ148500円、靴368500円、バッグ546500円〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーションデスク Tel:0120-961-859〉サングラス52800円〈モスコット/モスコット トウキョウ Tel:03-6434-1070〉

20世紀屈指の建築家ル・コルビュジエが、パリの名店アルニスにつくらせた傑作と謳われるジャケット「フォレスティエール」。その流れをくむスタンドカラーコート。ミックスカラーのヘリンボーン生地は軽やかなカシミア製であり、中綿入りで抜群の保温性を備える。またウエストベルト付きなのでシルエットの変化も楽しめる。インナーとパンツをダークトーンに揃え、都会的に着こなしたい。

時代を超越した普遍のクリエイション

コート841500円、セーター146300円、 パンツ161700円、靴、サングラス ともに参考商品〈すべてエトロ/エトロ ジャパン Tel:03-3406-2655〉「RANGE ROVER SV P550e(PHEV)」サイズ:全長5065×全幅2005×全高1870mm、車両重量:2910kg、駆動方式:AWD、システム最高出力:404kW。28970000円〜[車両本体価格]〈レンジローバー/ランドローバーコール Tel:0120-18-5568〉
コート841500円、セーター146300円、 パンツ161700円、靴、サングラス ともに参考商品〈すべてエトロ/エトロ ジャパン Tel:03-3406-2655〉「RANGE ROVER SV P550e(PHEV)」サイズ:全長5065×全幅2005×全高1870mm、車両重量:2910kg、駆動方式:AWD、システム最高出力:404kW。28970000円〜[車両本体価格]〈レンジローバー/ランドローバーコール Tel:0120-18-5568〉

豊かなエトロの歴史と伝統を現代的なデザインによって再解釈するコレクション「エトロトラディション」のダブルブレストコート。厳選されたネイビーのピュアカシミアファブリックをクラシックなチェスターフィールドのスタイルに落とし込みつつ、エトロのDNAを象徴するペイズリーモチーフを裏地にプリント。柔軟で暖かい快適な着心地に加え、ハイクオリティなカシミアならではの繊細な光沢が洗練されたエレガンスを演出する。相性のいいネイビーとボルドーに色使いを絞ることでモダンにまとまる。

無機質な都会に映える元祖ラグジュアリーSUV

アウトドアに加え、都会での走行や使い勝手、街になじむデザイン性をも考慮したラグジュアリーSUVのパイオニアとして、1970年に誕生した「レンジローバー」。最新のプラグインハイブリッドモデルは、3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドガソリンエンジンを搭載し、550PSもの最高出力を発揮。力強いアーバンクルージングが楽しめる。またミニマルで一体感あるボディが、無機質な街並みに映える。

デザインとカラーで秋の腕元を彩る

自動巻き、SSケース、ケース径38mm。465300円〈ロンジン Tel:03-6254-7350〉
自動巻き、SSケース、ケース径38mm。465300円〈ロンジン Tel:03-6254-7350〉

コートが恋しくなる季節は、腕元が重たくなるので、時計は色とデザインを重視したい。スイスの近代時計産業をつくり上げた名門ロンジンのなかで、初めてスイス連邦知的財産庁に名称を保護された歴史あるコレクション「コンクエスト」の1950年代のクラシックスタイルを今に伝える「コンクエスト ヘリテージ」は、柔らかくカーブする優美なケースに、深いブラウンのダイヤルを合わせ、ゴールド色の針とインデックスでレトロなムードを強める。ケース径は38mmと小ぶりでバランスも良く、コートやニットの腕元で、優しく顔をのぞかせる。その佇まいも含めて楽しみたい。

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direction by Akira Shimada|photographs by Akira Maeda|styling by Makoto Yoshino|hair & make-up by Kazuya Matsumoto|model by Daisuke|text by Yasuhiro Takeishi, Tetsuo Shinoda

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