世界が注目する「ロンジェビティ・ビジネス」の潮流
世界経済フォーラム(WEF)は「長寿時代の持続可能な社会構築」に向けて以下の6つの原則を提唱しています。
こうした中で特に注目を集めているのが「ロンジェビティ・テック」です。パーソナライズ医療、腸内環境の解析、睡眠改善ツールなどが登場し、企業や投資家が大きな資金を投じています。
アメリカでは、ハーバードやスタンフォードといったトップ大学が研究機関を設立し、投資家やテック企業が次々と参入しています。欧米では「老化は病である」という前提で議論が展開され、老化遺伝子の操作や細胞の若返り技術などが次々と紹介されていました。
ベンチャーキャピタルによる積極的な資金投下も活発で、2022年から2024年のわずか3年で、ロンジェビティ関連スタートアップへの投資額は100億ドル(約1.5兆円)を突破し、バイオテックやヘルスケアの枠を超え、食、睡眠、運動、メンタルケアまで多岐に渡っています。
「自分の体」を使って、ロンジェビティ・テックを実証してみた
私は2024年11月の人間ドックで、健康面において深刻な数値を突きつけられました。
国内外の出張で会食も続き、出されたお酒や食事をすべて堪能していた結果、いわゆる“境界型糖尿病”のラインに入っていました。そこで、ロンジェビティテック企業が提供する複数のサービスを積極的に取り入れ、自身の体調改善プロジェクトに取り組みました。

この生活を半年間継続したところ、半年後の2025年5月には、数値が目覚ましく改善しました。
数値改善だけでなく、集中力・睡眠の質・仕事のリズムまで好転。脂肪肝の改善を目的とした代謝へのアプローチ、テクノロジーを用いたモニタリング、パーソナライズされた運動・栄養アドバイスなど、ロンジェビティ関連スタートアップの先端的なメソッドを総合的に取り入れた結果です。
実年齢54歳に対し、生物学的年齢も45歳まで若返る結果となり、ロンジェビティ実現に向けて現在も取り組みを継続しています。


