2. 急いで愛に辿り着こうとする
愛が育まれて進化するには忍耐が必要だ。だが現代のデート文化ではすべてがスワイプやテキストメッセージ、その場での相性といったスピードで動いている。すぐに満足が得られる世界に生きていると、すべてがタップやクリックで済むようになる。忍耐は失われた芸術のように思えるようになり、忍耐の欠如は恋愛に影響を及ぼすことが多い。
つながりが芽生えたとき、あなたは本能的に成り行きに身を任せるのではなく、確実性を追い求めたり、運命の相手かどうかを素早く判断したりするかもしれない。その慌ただしさの中で、激しさを親密さと勘違いしがちだ。強い感情や絶え間ないコミュニケーションは深いつながりを意味すると思い込んでしまう。しかし実際には、これは真の親密さの心地よさではなく、目新しさの興奮を反映しているだけであることが多い。
専門誌『Developmental Psychology(デベロップメンタル・サイコロジー)』に掲載された長期にわたる研究では、10代から成人期にかけての10年間にわたって研究参加者を追跡した。研究の著者らは、愛と恋人との関係の質が時間とともにどのように変化するかを理解しようと試みた。10年半のデータに基づき、研究者たちは次のように結論づけた。
・恋愛の初期段階では、カップルは強い愛情や興奮といった感情の高まりを経験する。だがこの激しい感情には嫉妬や支配、対立などの波乱も伴う。
・激しさは親密さと勘違いされることが多いが、情熱的であると感じられる一方で、必ずしも安定的あるいは健全だとは限らない。
・人は年をとるにつれて感情的に成熟していく。同様に、関係が長続きするようになると、愛の性質も変わり始める。
・長期的な関係はよりバランスの取れたものになる傾向がある。温もりとサポートを維持し、嫉妬や支配、対立はあまりない。
この変遷は、本当の親密さとはどれだけ一貫した態度を示せるかにあることを示唆している。つながりを深めるには時間と感情面での成長が重要で、愛は恋愛感情の高ぶりから、着実な信頼と理解へと進化する。


