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食&酒

2025.11.29 13:15

浅草のファインダイニング「オマージュ」、荒井シェフの究極の目標

レストラン「オマージュ」の一皿

7年前に、たまたま隣に空いた物件に、支店としてビストロ「noura」を開いた。昔のように気軽に楽しんでほしいという思いと、自身の原点でもあるビストロを残しておきたい、そんな気持ちで始めたそうだ。ちょうどそれが、若手がクラシックなビストロ料理を学ぶ貴重な場所になっている。

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最後にこれからの夢や目標を尋ねると、ストイックな答えが返ってきた。「もっともっと自分の料理を高めていきたい。皆をあっと驚かせるような料理を創りたいですね」と少年のように目をキラキラと輝かせて言う。その声には純粋な情熱と、25年を経ても変わらぬ探求心が宿っていた。

ミシュランの三つ星を獲ることは、究極の目標であるという。「誰の力も借りずにコツコツと少しずつ造り上げてきた小さな個人店で、もしそんなことが可能になれば、多くの料理人に勇気と力を与えられると思うんですよ。ただこればかりは、ミシュランの選考基準ですから自分ではどうにもしようがないのですけれどね」と朗らかに笑うその表情には、どこまでも“自由な料理人”の姿があった。

ファインダイニングとなった今も、「オマージュ」には街場のフレンチらしい温もりが息づいている。一皿の奥に流れるのは、時間、経験、そして人への感謝。その静かな熱が、いつか三ッ星の輝きへとつながる日を願ってやまない。

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