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2025.11.11 16:30

OpenAI、Sora動画の生成に1日約23億円を費やしている可能性

Camilo Concha / Shutterstock.com

Cantor Fitzgeraldのアナリスト、ディーパク・マティバナンによると、10秒の動画(1つの「動画生成」クレジットを消費するSoraクリップの標準的な長さ)の生成には、約1.3ドルのコストがかかるという。SemiAnalysisのAJコウラビはこの数字が「妥当に思える」としながらも、使用される異なるSoraモデル(一部はより複雑)の頻度にも依存すると述べた。

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マティバナンの分析では、各動画生成には合計約40分のGPU時間、つまり4つのGPUを同時に実行して8〜10分間かかると仮定し、GPUのレンタルコストは1時間あたり2ドル弱とされている。OpenAIがまだAPIの価格設定に利益率を組み込んでいないと仮定すると、この推定は妥当だ。同社は現在、Sora 2で生成された10秒の動画に1ドル(より高度なモデルであるSora 2 Proでは3ドル)を請求している。

次に問題となるのは、ユーザーがSoraで作成している動画の数だ。この数字は大きく変動しており、ユーザーがどの程度継続して利用するか、またはOpenAIがAI動画生成への無料アクセスをいつ停止するかはまだわかっていない。

しかし、Soraの推定ユーザー数450万人とし、コウラビによればその25%が平均して1日10本の動画を投稿すると仮定すると、1日あたり1130万本の動画となる。これに1動画あたり1.3ドルを掛けると、1日あたり約1500万ドル、年間54億ドルとなる(この数字には、侵害や違反と判断されて公開前に破棄される動画や、Soraクレジットを使用するが投稿されない下書きは含まれていない)。

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誰でも無料でSora動画を生成できるようにすることは大胆な動きだが、テック業界では珍しくない。OpenAIは損失を出しながらも市場シェアと知名度を獲得するための戦略を展開しており、十分な人々がSoraを使用することでコストが下がり、OpenAIが課金を開始すれば収益が上がることを期待している。

次ページ > 動画モデルの推論コストは来年までに5分の1になり、2027年にはさらに3分の1になる

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