現代的なスキルセットとパーソナルブランドを確立する
求人市場は激変しており、ここ5年だけでも大きく様変わりした。履歴書が古いままだとか、ここしばらくは仕事に応募したり面接を受けたりしていない人は、すぐさま追いつく必要がある。
まずは、デジタルプレゼンスを更新する
企業側は、ネットを検索してあなたのことを調べるだろう。その際に、あなたが専門知識を備えたプロフェッショナルであるという情報を見つけてもらえるようにしなければならない。
・LinkedIn(リンクトイン)のプロフィルを最新版に改める。新しい写真を掲載し、簡潔な見出しと説明をつけて、経歴がひと目でわかるようにする
・リクルーターの検索に引っかかるよう、自分が希望する職種に合致したキーワードを使用する
・SNSの投稿内容を整理するか、プライバシー設定を調整し、プロフェッショナルとしてのイメージが損なわれないよう気を配る
履歴書を更新する
・何十年も前の卒業年月日は記載しない
・過去10年~15年の経験に重点を置く
・採用管理システム(ATS)に対応できるよう、簡潔でシンプルなフォーマットを使用する
・職務名だけでなく、リーダーシップ力や戦略的思考力、コミュニケーション力など、ほかでも通用するスキルを前面に押し出す
技術的スキルの不足を補う
オンラインコースの受講や資格の取得、ボランティア、新しいプロジェクトへの参加を通じて、新しい能力を身に付けよう。短時間でテック専門家になる必要はないが、適応力と学ぶ姿勢があることを示さなくてはならない。
希望する職務に最も関連するスキルを見極め、それを優先的に身に付けるといい。求人情報を確認し、特定のソフトウェアや、なじみのないツールが掲載されていたら、時間を確保して慣れておこう。基本的な使い方を身に付けておくだけでも、職務要件を満たそうとする積極性や、全力で仕事に取り組む意欲があることを示せる。
人脈を活用する
自動化された求人サイトを回避したいなら、個人的なつながりを活用するという手もある。以前の職場の同僚やメンター、業界の知人に連絡を取り、新しいチャンスを模索中だと伝えよう。
特定の職務や企業文化、業界転換など、自分の希望を具体的に説明することが大事だ。漠然と「空いている職務はないか」と尋ねて回ることはやめた方がいい。それよりも、助言を求めたり、相手の会社についての詳しい情報を尋ねたり、関心がある部署の人を紹介してほしいと頼んだりしよう。
なるべく相手に負担をかけないよう配慮すれば、喜んで手を貸してくれるだろう。ちょっとした短いやりとりを交わすだけでも、非公開の求職情報を入手できることがある。


