エクスペディアの株価が米国時間7日に18%以上急騰した。シアトルを拠点とする旅行テック企業が好調な第3四半期決算を発表し、予約の二桁成長や売上高・利益の増加を記録。アリアン・ゴリンCEOはAI主導の成長と安定した旅行需要を強調した。
重要ポイント
エクスペディアの株価は、第3四半期決算発表後の金曜日の取引開始直後に18%上昇し、午後2時時点では約17%高となった。これは同社の2年以上で最も好調な決算となった。
エクスペディアは米国時間6日、第3四半期の売上高が前年同期の41億ドルから44億ドルへと9%増加したことを発表。また、総予約額は前年同期の275億ドルから307億ドルへと12%増加した。
エクスペディアはまた、純利益が前年同期比で40%増加し、希薄化後1株当たり利益は5.04ドルから7.33ドルへと45%上昇したことを報告した。
調整後EBITDAの利益率は32.9%に拡大し、2年以上で最高となった。
決算説明会で経営陣が語ったこと
エクスペディアの経営陣は、最新の業績が予想を上回ったと述べた。これは旅行需要の増加、人工知能の活用、コスト管理の強化によるもので、アジアでは20%以上と最も高い成長を記録。スコット・シェンケルCFOは、米国の需要増加とマーケティング効率の向上が収益性を高めたと説明した。アリアン・ゴリンCEOは、AIが検索の強化、レビューの要約、顧客サービスのためにエクスペディアの主要製品に統合されていると述べた。ゴリンはまた、グーグル、OpenAI、Perplexityとのパートナーシップが、エージェント型旅行検索におけるエクスペディアの地位を徐々に強化していると指摘した。エクスペディアグループ傘下のブランドであるHotels.comとVrboはともに前年比成長に回帰した。
重要発言
エコノミストが「K字型」経済について警告する中、エクスペディアのスコット・シェンケルCFOは「全体として、旅行需要を見ると、プレミアム旅行の需要は好調で、第2四半期から加速し、さらに低価格帯でも堅調な需要に支えられました」と述べている。
今後の注目点
同社は第4四半期について、総予約額と売上高の成長率が6%から8%、利益率は約2ポイント拡大すると予測している。通年では、予約額は約7%増加、売上高は7%増加、利益率は2024年より2ポイント高くなると予想している。
フォーブスの評価
エクスペディアの創業者リッチ・バートンは、1994年にマイクロソフト内で同社を立ち上げ、その後スピンオフした。彼はまたZillowとGlassdoorの共同創業者でもある。フォーブスは彼の純資産を11億ドルと推定している。



