米国時間11月6日の取引でメタの株価は下落し、マーク・ザッカーバーグの推定資産は1日で約46億ドル(約7000億円)減少した。ロイターが、メタの収益の一部が「詐欺広告の掲載によって得られている」と報じたことが影響した。これにより、ザッカーバーグはフォーブスが公表する『世界の富豪ランキング』で順位を下げた。
6日午前の時点でメタ株は2.3%安の620.75ドルとなった。この1週間で同社の株価は約17.5%下落しており、その中には、第3四半期決算の発表後に起きた11%超の急落も含まれている。
先週初めの時点では、ザッカーバーグは、テスラのイーロン・マスク(約75.9兆円)、オラクルのラリー・エリソン(約45.7兆円)に次ぐ世界第3位の富豪だった。しかし現在は、第3位のジェフ・ベゾス(約39.3兆円)、第4位のラリー・ペイジ(約35.9兆円)、第5位のセルゲイ・ブリン(約33.4兆円)の後塵を拝している。
ザッカーバーグはメタ株の約13%を保有しており、今回の株価下落により彼の推定資産は約2.1%、額にして46億ドル(約7000億円)減少した。
メタは「全体収益の10%(推定約2.4兆円)が、詐欺や禁止商品の広告から生じる」と予測
ロイターが6日に社内資料を引用して報じたところによると、メタは「全体収益の10%(推定160億ドル[約2.4兆円])が、詐欺や禁止商品の広告から生じる」と予測していたという。
メタの広報担当であるアンディ・ストーンはロイターの報道について、「詐欺や不正広告に対するメタの対応を歪めて伝えている」と述べ、社内の推定値はそれより低く、10%の中には「多くの正当な広告」も含まれていると主張した。
メタはロイターに最新の数値を提示することを拒否し、フォーブスからのコメント要請にも即時には応じなかった。
ロイターによれば、他の内部文書では、メタが「金融詐欺広告の掲載に関して米証券取引委員会の調査を受けている」ことも示されていた。英国の規制当局は2023年の報告で、「メタの製品が、その年の決済関連詐欺被害全体の54%に関与していた」と指摘しており、これは他のすべてのSNSプラットフォームを合計した数字の2倍以上に相当する。



