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2025.11.16 18:00

どんなに魅力的でも恋愛関係を終わらせるパートナーの「サイコパス」的な資質

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だが研究チームが目指したのは、カップルの普段の暮らしでこのような性質がどのように認識されているかを探ることだった。言い換えると、研究者たちは本格的なサイコパスを探していたわけではない。そうではなく、カップルの片方がパートナーをサイコパスと認識しているかどうかに関心があった。この観点からそうした認識が恋愛の満足度にどのように影響しているかが最も重要だった。

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これらの詳細を明らかにするために、研究チームはオランダで異性愛者のカップル85組を調べた。参加者の多くは若年成人か学生で、オンラインアンケートで前述のサイコパス的特徴のうち対人操作、冷淡な感情、不規則なライフスタイルの3つについて、自分自身とパートナーの両方を評価した。その後、恋愛関係の総合的な満足度も評価した。

満足度を左右する2つの特徴

分析で2つの特徴が関係の満足度の低下と一貫して関連していることが示された。その特徴とは対人操作と冷淡さだ。

まず、知覚された操作性(つまり、パートナーは魅力的だが、多少だまそうとするとこがあると思う場合)は、不満を最も強く予測する因子の1つだった。これは男女どちらにも当てはまった。理屈は簡単で、愛する人をいつも信用できない、あるいは特定の状況を自分の都合のいいように捻じ曲げられるかもしれないと感じれば、関係の基盤は当然不安定になる。

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だが操作的な人も必ずしも満足しているわけではないという注意点がある。つまり、相手が満足していないように、自分を操作的だと評価した人は恋愛関係の満足度も低かった。明らかに、いい加減な態度をとって親密さを深めることはできない。相手をコントロールしたり出し抜いたりするために必要な資質は裏目に出る可能性がある。

満足度を低下させるもう1つの主な原因は冷淡な感情、つまり共感や感情的な温かみの欠如だった。パートナーが何らかの形で冷淡だと感じられた場合、相手は関係の満足度が著しく低いと報告する可能性が高い。これは直感的に理解できる。

恋愛関係では相互に気持ちを寄せることが不可欠で、少なくとも愛する人が自分の気持ちに同調してくれるという安心感が必要だ。それがなければ少し気持ちが離れただけでも拒絶されたように感じてしまう。

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翻訳=溝口慈子

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