一般的な見方として、もしIEEPAを根拠とする関税が無効化された場合でも、トランプ政権は他の法律を根拠に新たな関税を課す方向に動くと見られている。先日、ベッセントはロイターに対し、「企業も外国政府も、この関税が恒久化する前提で考えるべきだ」と述べた。
他の法令には、関税賦課をより明確に大統領に認めているものもあり、トランプはすでに自動車や鉄鋼といった特定分野に関してその権限を行使している。しかし、これらの法律は制約が多く、実施まで時間を要する場合もある。そのため、IEEPAを根拠とする関税が無効化された場合に、政権が代替措置を取るまでどれほどの期間がかかるか、また、一部の消費財など、現行の関税の対象となっている産業が今後除外される可能性があるかは不透明だ。
もし最高裁が、トランプにはIEEPAに基づいて関税を課す権限がなかったと判断すれば、これまでこの関税を支払ってきた企業は、納付済みの関税の返還を受ける権利を持つとみられている。ただし、専門家はフォーブスに対し、返還プロセスの具体的な進め方については依然として不明確だと述べている。


