企業のデジタル化は着々と進んでいるようだ。派遣に特化した求人情報サイト「エン派遣」の調査では、派遣先のデジタル化が進んでいると感じる派遣社員は6割を超えた。ペーパーレス化などで仕事がしやすくありがたい反面、4人に1人は不安も感じるという。派遣ならではのジレンマがそこにある。
「エン派遣」は、同サービスの利用者1806人を対象に、職場のデジタル化に関するアンケート調査を行った。それによると、職場のデジタル化が進んでいると感じる人は、「感じる」が38パーセント、「どちらかと言えば感じる」が28パーセントと多い。

おもに何がデジタル化されているかを尋ねると、もっとも多いのがペーパーレス化(81パーセント)だ。続いて、オンライン会議、オンライン・ウェビナー、チャットツール、クラウドでのデータ管理などとなった。

それによる恩恵は、データ管理が楽になる、情報共有がしやすい、仕事がシンプルになる、スピードが上がる、リモートワークがしやすいなどがあげられた。

もちろん、デジタル化が進んでいない職場もある。「情報を書き換えなければならないとき、PC上のデータを調べて手書きで変更を依頼する」、「電子申請しても、それを印刷して上司が印を押さないといけない」など、アナログオフィスあるある的な意見も聞かれた。



