ジョーンズはSunoのプラットフォーム上で、歌詞と求めるサウンドの説明(「テンポはスロー、R&B、低めでソウルフルな女性ボーカル、軽いギター、重めのドラム」)をプロンプトとして入力し、曲を即座に生成する方法をキングに実演した。
彼女は、TikTokでAIの音楽制作を批判した歌手のケラーニからの非難を退け、ケラーニが意見を持つのは当然だとしつつも「テクノロジーは進化しており、人それぞれが自分のやり方で努力して今の場所にたどり着いている」と述べた。Hallwood MediaはCBSへの声明で、ザニア・モネやAI生成のアーティストは「音楽の未来」であり、AIは「従来型の方法で業界入りできなかったかもしれないクリエイター」のための障壁を取り払うと述べた。
AI作品はどのように成功を収めているのか
Billboardのチャートで注目を集めたAIパフォーマンスの一部は、あたかも実在の人物であるかのようにソーシャルメディアのプロフィールを作り込んでいる。ザニア・モネのInstagramページは14万4000人超のフォロワーを抱え、スタジオで曲を録音しているかのような投稿を定期的に行っている。「I WRITE MUSIC」(楽曲は私の作品)とザニア・モネのInstagramの自己紹介欄には記されているが、ザニア・モネは実在の人物ではなく、彼女の楽曲はジョーンズが制作している。
数千人のフォロワーを持つBreaking RustとEnlly BlueのInstagramページも同様に、AI生成のペルソナが自分たちの曲を演奏したりミュージックビデオを撮影したりしているかのように描いている。こうしたAIアクトを運営する人々には金銭的な動機もある可能性があるとBillboardは報じ、先月末時点でMonetの小規模な楽曲カタログは米国内のストリーミング1700万回で5万2000ドル(約800万円)超の収益をすでに生んでいると推計した。Monetの楽曲で作詞作曲のクレジットを持つジョーンズにその収益のどれだけが渡るのかは不明だが、SpotifyのようなプラットフォームにはAI生成の楽曲がどのようにロイヤリティを受け取るかについて特別なポリシーがなく、他の楽曲と同様に収益を上げられると同誌は指摘した。


