本社からクルマで30分ほどのところにある工場は、東京ドーム約3.6個分(16万8000㎡)で、年間生産量は55万台以上だという。

創業の翌年にヨーロッパ進出したように、Dreame Technologyはグローバル化もスタート時から強く意識している。まずは自国、中国での展開から始まったが、グローバル化を進めるため当初からさまざまな人材を引き入れてきた。また、社員の平均年齢も30代後半と若い。「夢を実現させる体力、アイデア、熱量を持っています」とモン氏はいう。そして日本、韓国とオーストラリア経営戦略マネージャーであるMaggie Dai(マギー・ダイ)氏は「Dreame Technologyには『力を合わせていく』という文化がある。そして目標も高い」と続ける。
もう1つ、Dreame Technologyには強みがある。それはユーザーから寄せられる「データベース」だ。世界各地に設置したカスタマーセンターからは、常にユーザーからさまざまな声が寄せられる。同社はそれを常に分析している。その結果、確認された不具合や望まれている新機能に関するデータは、研究者で溢れるラボと近くにある工場と組み合わせることで大きな力となる。
「ユーザーから寄せられた声は、ソフトウェアの修正であれば1カ月で、ロボット掃除機を支えるタイヤの仕様変更であれば3カ月で行うことができます」
このスピード感は若い組織ならではのものだろう。新製品に関しても「8カ月から1年で生み出すことができる」という。
「技術者の数と製品の核となる高速デジタルモーターの技術、AIアルゴリズム」「データベース」そして「それぞれがグローバルで見すえた活気溢れる平均年齢30台後半社員」というDreame Technologyは、短期間で結果を出している。


