2015年から独自に開発を進めた高速デジタルモーター技術は、業界トップクラスのもので2024年には世界初の2万回転のモーターの開発に成功している。その他にも流体力学、SLAM(リアルタイム位置検知およびマッピング)アルゴリズムなど数々の領域における高い技術力を有しており、それらは製品の開発にも活用されている。2025年6月時点での累積出願特許は1万件に達しているという。
また、同社は2017年から同国の大手メーカー、Xiaomiのロボット掃除機、コードレス掃除機やドライヤーを生産してきたが、事業戦略としてDreameブランドに集中するために、2024年に生産終了している。

さらにDreameは現在、日本において掃除機やヘアケア家電を展開しているが、世界的には空気清浄機や冷蔵庫などのキッチン家電、液晶テレビ、芝刈り機、プールクリーナーなど幅広く展開している。高速デジタルモーター技術を活かすことができるプロダクトが多いが、液晶テレビなどそうではない製品も増えている。

その原動力は、圧倒的な技術への注力だ。同社社員のうち研究開発に携わるものは60%以上を占めているという。そして年間での研究開発への投資費比率は約7%などかなり高いものとなっている。
蘇州にある本社はラボを併設したキャンパスとなっており、多くの技術者が日々、研究開発を行っている。成長に合わせて拡大していった本社は、大学のキャンパスを思わせる広さで、自由さも漂っている。



