残念ながら、すべてのWindows Updateの不具合が解消されたわけではない。Windows Latestはまた、「マイクロソフトは長年続くWindows 11のドライバーに関する0x80070103エラーを認め、問題を完全には修正できないと述べた」と警告している。2025年10月のパッチにより、この問題の深刻度は軽減される。
この問題は、PCにすでに存在するドライバーをインストールしようとすると発生する。その際Windows Updateは0x800f0983を表示する。「マイクロソフトの担当者は以前、エラー0x800f0983は無視するようユーザーに伝えていた。ユーザー側でできることはないからだ。回避策の1つはWindowsをリセットすることだが、同じエラーに再び遭遇したらどうするのか」。
今後は影響を受けないことを願いたい。
一方、マイクロソフトは更新プロセスを大幅に単純化したあと、別の誤りも正した。Windows Latestによれば、「11月1日、マイクロソフトはWindows Updateのタイトルから年月(YYYY-MM)、『累積』という語、OSバージョンを削除した。ところがIT管理者の反発を受け、同社は日付を戻すと表明した」。
マイクロソフトは「更新タイトルに月と年の日付が残るようにする」と表明している。削除された他の情報がタイトルに復活するかどうかは、なお不透明である。
おそらくIT管理者コミュニティからさらなる反発があれば、マイクロソフトはさらに方針転換するだろう。どうやら「何百人ものIT管理者が、Windows Updateのタイトルを不必要に変更した」と同社を批判しているようだ。
「これまで、これらの更新タイトルに紛らわしい点はなかった」とWindows Latestは述べている。「しかし10月28日にマイクロソフトが新しいオプション更新(KB5067036)をリリースした際、ダウンロードに表示されたタイトルが非常に奇妙に見えた」。
これらの更新に関する誤りは、Windows 11ユーザーに限られない。別件では、マイクロソフトは一部のWindows 10ユーザーに「使用中のWindowsのバージョンはサポート終了に達している」という主旨の表示が出ることを認めているが、実際には該当しないケースがある。
Neowinの説明によれば、「同社は、次に挙げるWindows 10バージョンで誤って表示されている偽の通知だと認めた。すなわち、適切に拡張セキュリティ更新(ESU)プログラムに登録され、ESUプロダクトキーが構成されているWindows 10 バージョン22H2のPro、Education、Enterprise各エディション、Windows 10 Enterprise LTSC 2021、Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021」である。
これで説明がついたなら良いのだが。


