暗号資産

2025.11.05 16:30

ビットコイン17年の歴史、最大の敵は「過信」か 専門家が警鐘

再配置と市民権アドバイザリー企業CitizenXのCEOであるアレックス・レクーソ氏にとって、最大のリスクは外部ではなく、内部の自己満足だ。「ビットコインの成長に対する最大のリスクは、その必然性に対する認識です。『このトレインは止まらない』という信念は、もうやるべきことは何もないという危険な自己満足を示唆しています。この種の無期限の楽観主義は、特に世界がより自由でなくなるにつれて、ビットコインにとって重大な脅威となります」とレクーソ氏は述べた。

モウ氏は別の懸念を提起した。ユーザーがカストディアンや中央集権的なプラットフォームに過度に依存すると、ビットコインは無記名資産でなくなる可能性がある。彼はまた、プロトコルの最も広く使用されている実装であるビットコインコアの最近の更新に関する現在の議論を指摘した。一部の人々は、これらの変更がスパムのようなトランザクションを引き起こし、ビットコインの通貨ネットワークとしての機能を損なう可能性があると主張している。これにより、その価値提案がデータストレージへとシフトする可能性がある。

「ビットコインコアクライアントの最近の変更により、ビットコインがデータストレージシステムになるという懸念もあります。しかし、それに対する大きな反発もあり、それによってより多くのビットコイナーが自分自身のノードを運営するようになっています」とモウ氏は述べた。

カーバリョ氏はレクーソ氏の自己満足と過信に関する指摘に同意した。

「最大のリスクは私たちの謙虚さの欠如です。私たちはコミュニティとして過信し、傲慢になり、無知になっています。これが分裂、混乱、行き詰まった研究への資源の無駄遣い、そして従来の金融システムや政府の管理への降伏につながっています」

ビットコインシステムが10年以上の歴史を持ち、国々、企業、世界中の大手金融機関に広く採用され、その基礎文書が17周年を迎えた今、コミュニティの間で次に何が来るかという考察は重要である。量子コンピューティングのようにまだ進化するリスクもあるが、このシステムが最も示してきた要素はその回復力だ。

forbes.com 原文

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