最新のiPhone用ソフトウェアであるiOS 26に対する最初の大規模アップデートが公開された。アップルのiOS 26.1が配信開始された。以下に、対応するiPhone、入手方法、含まれる内容を示す。
延期されたとの報道もあったが、これまでのベータ版配信スケジュールを踏まえると、その可能性は低かったと考えられる。iOS 26.0.2という中間版が先に来るという噂もあったが、実現しなかった。仮に出ていたとしても、主にバグ修正とセキュリティ修正に限られていたはずである。
iOS 26.1はどのiPhoneで動作するか
新しいiOS 26の系統(iOS 26.1を含む)は、2019年以降に発売されたすべてのiPhoneに対応する。つまり、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxが今回のアップデートの対象であり、その後に発売されたすべてのiPhone、第2世代および第3世代のiPhone SEも含まれる。iPhone 16シリーズの全モデル(iPhone 16eを含む)も対応し、さらに新しいiPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone Airも対象だ。
入手方法
アップグレードは簡単だ。iPhoneの「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選ぶ。次に「ダウンロードしてインストール」をタップすれば、まもなく完了する。筆者のiPhone 17 Pro Maxでは、サイズは2.62GBだった。
iOS 26.1の内容
ベータ版から判明していたとおり、設定にトグルが追加され、インターフェースの一部でLiquid Glass(リキッド・グラス)の影響を調整できるようになった。表示を「クリア」と「色合い調整」の間で切り替えられ、「色合い調整」はコントラストと不透明度を高め、クリアはその逆である。
ロック画面でのスワイプによるカメラ起動ジェスチャーを無効化できるようになった。誤って起動してしまう場合に便利である。なお、ロック画面上の専用ボタンからの起動は引き続き可能であり、iPhone 16およびiPhone 17シリーズ、iPhone Airでは「カメラコントロール」ボタンからも起動できる。
通話が接続された時や切れた時に鳴動する触覚通知をオフにできるようになった点も変更点である。
アラームのインターフェースも更新され、スヌーズのつもりで誤ってアラーム自体をオフにしてしまうことが起きにくい設計になった。
より大きな変更として、今後のセキュリティアップデートの配信方法が挙げられる。これまで毎回ダウンロードを選択していたところを、バックグラウンドでセキュリティ改善を自動的にダウンロードし、インストールするよう選べるようになった。これは、かつてセキュリティ修正専用のアップデートとして短期間使われた「緊急セキュリティ対応」(Rapid Security Responses)の後継にあたる「バックグラウンドセキュリティ改善」(Background Security Improvements、BSI)に適用される点で現行の仕組みと異なる。さらに、新しいBSIアップデートは、もし不具合の原因になっていると感じる場合にはアンインストールすることも可能だ。



