健康

2025.11.09 09:45

20代30代の薄毛治療が増加 若い世代がAGA治療を始める理由

プレスリリースより

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薄毛やAGA治療は、実際に頭が薄くなってから始めるものとされていた。しかも、こっそり治療するものというイメージもあった。ところが最近は、まだ髪の毛のある20〜30代の若い男性の受診が増えているという。そこには、若い人たちの薄毛治療に対する意識の変化がある。

男性専用の総合美容医療ゴリラクリニックは、昨年10月から今年9月までの来院者数の推移を発表した。2月ごろから来院者は急激に増加し、8月には昨年10月の約2倍となる1万人超を達成した。2023年10月から1年間の推移は安定していたが、今年は大きく伸びている。同院は、脱毛や皮膚の美容医療にも対応しているが、とくに増えているのは薄毛とAGA治療の分野だ。

同院が昨年8月に実施した調査によれば、頭髪の悩みを持つ男性は75パーセント。20代から60代まで年代にかかわらず大変多いのだが、同院を訪れた人の約75パーセントは20〜30代で、その多くは早期からの予防的治療が目的ということだ。

薄毛やAGA治療は、一般的に「恥ずかしい」ものとの認識があり、なかなかクリニックを受診するのもためらわれた風潮があったが、近年ではSNSやインフルエンサーの発信により「治療は恥ずかしい」という意識が払拭されたこと、リモートワークの普及で自身の外見をパソコンの画面上で客観視する機会が増えたこと、さらに自己投資として美容医療が社会的に受け入れられたことが、若い人を中心に来院者が増えた原因だと、ゴリラクリニック神戸三宮院の院長兼脱毛・AGA施術責任医師、舩津明史氏は解説している。

同院も、先端的な頭髪関係の医療機器や薬剤を揃え、SNSで著名人や一般利用者の声を発信するなどの普及活動に力を入れている。それも功を奏しているようだ。治療でコンプレックスが解消されるのなら、若者でなくとも恥ずかしがる必要はないはずだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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