2030年までに産業用ロボットの市場規模は9兆円に
ミミックによれば、同社製品の需要は供給を上回っており、グラヴェルトは、同社のロボットアームの本格的な商用展開は今後1~2年で始まると予測している。
この見通しは、市場成長に関するアナリストの予測とも一致している。Grand View Research(グランド・ビュー・リサーチ)の最近の調査では、昨年の世界の産業用ロボット市場規模を339億ドル(約5兆2200億円)とし、2030年まで年率ほぼ10%で成長して605億ドル(約9.3兆円)に達すると予測している。
この採用ペースはミミックの投資家を勢いづけている。本日の1600万ドル(24億5000万円)のラウンドは、同社の大規模な商用化に向けた歩みを加速させることを狙うもので、リードはElaiaが担い、Speedinvestが加わった。Founderful、1st kind、10X Founders、2100 Ventures、Sequoia Scout Fundも参加している。これにより、同社が調達した資金総額は2000万ドル(約31億円)超となった。
「ミミックはフィジカルAIにおける最も困難な課題の1つ、巧緻なマニピュレーションに取り組んでいます」と、Elaiaのパートナーであるクレマン・ヴァンデン・ドリイシュは語る。「同社のブレークスルーは、独自のロボットハンド、ロボティクス向けの最先端の基盤モデル、そして新規性の高いデータ取得・学習手法を統合したものです」。
Speedinvestのジェネラルパートナーであるアンドレアス・シュヴァルツェンブルンナーは、ミミックがロボティクスの新たな解決策を巡る世界的競争で欧州の競争力を高める助けになると考えている。「ミミックのプラットフォームは、最先端のAIによって人間レベルの器用さを解き放ち、今日の工場現場で数十億ドル(数千億円)規模の課題を解決しています」と彼はいう。「今こそ、AIとロボティクスの新時代で欧州が前に出て競争し、主導する時です」。


