モビリティ

2025.11.05 11:45

まだ間に合う。ジャパンモビリティショーは陸・海・空の乗り物が目玉に

6輪駆動のレクサスLSミニバン

マツダはロータリー復活か?

一方、マツダは、ロータリーエンジンを搭載した特別なコンセプトカーを発表した。

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MAZDA Vision-X Coupe
MAZDA Vision-X Coupe

ロータリーエンジンを発電機として採用した2023年モデルIconic SPクーペとは異なり、今年の「Xクーペ」は、真に新時代のドライブトレインを搭載している。503馬力を発揮する「Vision X」クーペは、2ローターターボチャージャー付ロータリーエンジンを搭載し、実際に車輪を駆動する。このロータリーエンジンは、電気モーターとバッテリーパックと組み合わされたプラグインハイブリッドシステムだ。この4ドアスポーツセダンに、以前のコンセプトカーのような圧倒的な美しさはないが、細いヘッドライト、高いベルトラインと、マツダの特徴的なラインとプロポーションを採用しており、スタイリッシュだ。

EVのSTI

スバルは、数々のラリーでの成功とSTIデザインを駆使し、パフォーマンスE STIコンセプトと呼ばれる超ホットハッチを開発。これは、同社はこれを「パフォーマンスシーンの未来を体現する」EVと位置付ける。

SUBARU Performance E-STI
SUBARU Performance E-STI

30年前、コリン・マクレー選手がインプレッサでWRCを制覇した精神を受け継ぎ、このコンセプトカーは、マクレーと同じくランクブルーのボディとゴールドのホイールを持つ。ブランドの伝統をひく、大胆かつドラマチックにエッジの利いたエクステリアだが、新型LEDライトによってさらに力強く見せる。さらに次世代サスペンションシステムを採用。ボンネット高を最大5%下げることで、高速走行時の空力性能を向上させている。ただし、パワートレインの詳細は述べられていない。

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モビリティの未来はEVだけではない

ほぼすべての自動車メーカーがEVに重点を置いた2023年最初のジャパンモビリティショーとは異なり、今回はレクサスやセンチュリーといったメーカーがEVから一歩後退し、デザインとブランディング強化に注力している。そのせいか、私が話を聞いた外国人記者のほとんどが、2023年よりもはるかに良い印象を持ってショーを後にした。

今回展示されたすべての車の中でのハイライトはと言えば、EVを含む3種類のパワートレインを備えた、まったく新しいデザインの次世代「カローラ」、スバルの電気自動車E-STIコンセプトと、2,500万円を超えるであろう価格にもかかわらず話題を呼んだ「センチュリー・クーペコンセプト」。 

そして今度こそターボハイブリッドのロータリーエンジンで駆動する、ファン待望の次世代マツダのスポーツセダン「X ビジョン」。これらに違いにない。

しかし、最も衝撃的で、かつ将来的に実用化が確実なのは、6輪駆動の「レクサスLSミニバン」だ。フロアがフラットなので、はるかに広いラゲッジスペースと安定性の向上が期待できる。

モビリティが大きく変化する中、動力、デザイン、コンセプト、そして、「乗り物」すべての見方が大きく変わる時が来ていることを実感させる2025年のモビリティーショーだ。

文=ピーター・ライオン

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