サイエンス

2025.11.05 18:00

コロンブスが南北アメリカに持ち込んだ、4つの重要な農作物

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クリストファー・コロンブスが15世紀末に南北アメリカへと到達したとき、人類史上で最も変革的な生態学的交流の幕が切って落とされた。とりわけ、コロンブスにとって2度目となる1493年の航海は、17隻の船におよそ1000人が乗り込み、単なる調査にとどまらず、新大陸を植民地化するという目的もあった。その航海では、入植者や兵士らとともに、熱帯の地で欧州のライフスタイルを再現するために必要なさまざまな動植物も海を渡った。

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生物種が海を越えて移動したこの流れは、生態学ならびに歴史の世界では「コロンブス交換」と呼ばれている。そしてこのコロンブス交換が、世界の生態系と経済を再形成することになった。

関心が集まりがちなのは、コロンブスが持ち込んだ人間と動物だが、そのとき同時に海を渡った植物もまた、大きな影響を及ぼした。コロンブスが持ち込んだ植物の多くは、南北アメリカの両大陸に、文字どおり根を張っただけではなく、比喩的な意味でも根を下ろした。

では、コロンブス交換の記録にもとづいて、コロンブスとそれに続いた人たちが南北アメリカに持ち込んだ最も重要な植物種をいくつか取り上げよう。そして、そうした植物種が新世界の生態系をいかにして永久に変えてしまったのかを見ていこう。

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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