透明性を確保するために
NAOOAは米国最大のオリーブオイル業界団体であり、65社以上の会員が業界全体を代表している。その範囲は、職人的な生産者から大規模な多国籍企業まで多岐にわたる。NAOOA加盟企業は、米国で販売されるオリーブオイル全体の約3分の2を占めている。調査結果を踏まえた今後の対応として、同協会は不正混合が確認されたブランドに対して法的措置を講じる。
同協会の品質管理委員会は、供給網の問題が品質評価の低下に影響を与えたかどうかを適切に評価するため、追加情報を収集する方針だ。また、これらの製品における「賞味期限」の信頼性についても調査する。
NAOOA理事会は2026年にも検査を実施する計画で、小売店に加え、レストランや食品サービス提供業者、製品製造業者も対象に含めるとしている。同協会は会員に対し、検査のための追加資金への支援を求めることになる。これまでに、カリフォルニア・オリーブランチ、ルチーニ、グラザ、コブラムエステートの各ブランドを代表する非加盟企業も、検査への参加と費用分担を既に約束している。
小売業者と流通業者は、オリーブオイルが製造元を出た後の品質維持において重要な役割を担っているためだ。NAOOAと加盟企業は、輸送、保管、陳列条件など供給網の各段階での成功事例に関する教育に一層力を入れていく。
オリーブオイルが女性の健康に良い理由
今回の検査結果は女性の健康にとって素晴らしいニュースだ。特に、これまでオリーブオイルを避けていた消費者が日常の食事に取り入れるようになるきっかけとなればなおさらだ。
先の検査結果について、米ニューヨーク大学で心臓病学を専門とする医学博士のハーモニー・レイノルズ教授は、「オリーブオイルの健康効果には確信を持っている。市場で最も広く販売されているオリーブオイルが、実際に表示通り生産されていることを知るのは良いことだ」と歓迎した。
登録栄養士のケリ・ガンズは次のように説明する。「オリーブオイル、特にエキストラバージンは、心臓に良い一価不飽和脂肪酸とポリフェノールと呼ばれる強力な抗酸化物質が豊富に含まれている。研究によると、オリーブオイルは悪玉コレステロール(LDL)の低下や健康的な血圧の維持、炎症の軽減に役立つ可能性があり、これらは心臓と脳の健康にとって重要だ。バターやマーガリンをオリーブオイルに置き換えることを習慣にすれば、何も犠牲にしていると感じることなく、簡単に食事の質を高めることができる。こうした小さな変化は時間の経過とともに積み重なり、心臓や全身の健康に大きな恩恵をもたらすだろう」
レイノルズ教授は「食事にエキストラバージンオリーブオイルを追加することで、主要な臨床試験において5年間で心血管疾患のリスクが約30%減少した」と指摘。「追加の研究により、調理時または食事と一緒に大さじ1杯程度のオリーブオイルを摂取するだけで、その効果を実感できることが示された」と述べた。


