2. すてきな片想い(1984年)
「What's happening, hot stuff?(どうしたの、セクシーさん」から「Yeah, you(そう、君だよ)」まで、ジョン・ヒューズ監督の『すてきな片想い』(アマプラ)には、1980年代前半の流行語がいっぱいだ。
高校2年生のサム(モリー・リングウォルド)の16歳の誕生日は、姉の結婚式を翌日に控えて浮き足立つ家族から忘れられてしまう。サムはハンサムな上級生ジェイクに夢中だが、彼には自分が存在することさえ知られていない気がして落ち込み、しつこく言い寄ってくるオタク男子には下着を渡してしまう。そうこうして最悪な誕生日が終わるが、はたしてサムの想いは届くのか……。
この映画には、リングウォルドのほか、アンソニー・マイケル・ホール、ジョン・キューザックなど、1980年代を代表する人気ティーン俳優が多数出演している。
1. ボーイズ'ン・ザ・フッド(1991年)
『ボーイズ'ン・ザ・フッド』(アマプラ)はジョン・シングルトン監督の傑作。ギャングとドラッグがはびこるロサンゼルスのサウスセントラル地区で、黒人の若者がさまざまなトラブルに振り回されながら成長する姿を描く。
トレ(キューバ・グッディング・Jr.)は、父親(ローレンス・フィッシュバーン)が定めた厳格な規律に従い、まじめな青年に成長する。だが、幼馴染のリッキー(モリス・チェスナット)や、その兄で不良のダウボーイ(アイス・キューブ)との交遊や、危険に満ちたストリートによって、トレの日常が揺らいでいく。
豪華キャスト陣が、最高の演技を披露している。シャリカ役で長編映画デビューを果たしたレジーナ・キング(のちに女優だけでなくプロデューサー、監督として躍進)にも要注目だ。このドラマ映画は、商業的にも批評的にも大成功し、当時24歳だったシングルトンは、黒人監督として史上初のアカデミー賞ノミネートを果たした。また、同部門にノミネートされた監督の最年少記録も更新した。
最高の青春映画は、観客にも人生を振り返ることを促す
最高の青春映画は、主人公に教訓を与え、観客にも人生を振り返ることを促す。リストには、笑える映画もあれば、泣ける映画もある。古い名作は時代を超えて愛され、新作は、不朽のジャンルに新たなひねりを加えている。


