1. 関係で望むことを率直に言う
驚くほど多くの交際中の人が、愛にはある程度の読心術がもとから備わっていると考え、実際に口に出さなくてもパートナーが自分のニーズを理解してくれることを望んでいる。だが、たとえどんなに健全な関係であっても、オープンなコミュニケーションが必要であることは、ほとんどの実証的データで証明されている。実際、コミュニケーションこそが2人の関係を健全に保っているものかもしれない。
専門誌『Journal of Family Psychology(ジャーナル・オブ・ファミリー・サイコロジー)』に2021年に掲載された研究では、対立したときに自分の感情や考えを率直に表現すると、パートナーはそれを正しく理解する可能性が高いことが示された。
自分の経験を表現すればするほど、パートナーはあなたを理解し、受け入れてくれる
つまり、あなたが自分の経験を表現すればするほど、パートナーはあなたを理解し、受け入れてくれるのだ。研究では、表現と感情的な正確さの関係は、そうした表現がどれほど「脅威的」または挑戦的だと認識されたとしても、思考と感情の両方に適用されることが浮き彫りになった。
ここでの意味は、黙っていても関係が「守られる」ことはないということだ。自分がどのように愛されたいのか、どのような感情的サポートを受けることを望んでいるのかをはっきりと伝える必要がある。
自分勝手ではなく、罪悪感を持つ必要もない
自分のニーズを共有する際に自己主張することは自分勝手ではなく、罪悪感を持つ必要もない。正直で直接的な言葉で自分のニーズを伝え、弁解や謝罪は避ける。以下のように直接相手に伝えてもいい。
・「仕事中でも私のことを気にかけていてほしい。そうすると愛されていると感じるし、安心できる」
・「私の1日のことを聞いてくれたら本当に嬉しい。大変な1日を過ごした後、あなたと絆を深めるお気に入りの方法だ」
・「弱さを分かち合うとき、うなずく以上の反応が欲しい。共有しているときにあなたが受け止めてくれていることを確認する必要がある」
本当は、あなたのパートナーはあなたが思っている以上にあなたのニーズに応えたいと思っていて、あなたがどのように感じているのかを知る必要があるだけなのかもしれない。


