働き方

2025.11.05 08:05

年収1000万円で自信は手に入るのか 努力と失敗が作る自己肯定感の地層

プレスリリースより

プレスリリースより

働き方の多様化が進み、SNSでは他者と自分を比べてしまうことが日常化した。そうした環境のなかで、強い自信を持てる人は決して多くない。転職に特化したサービス『みんなの転職「体験談」』が「自信についての意識調査」を行ったところ、性別・年収・年代という社会的な差が、自己肯定感の地層をつくっている実態が浮かび上がった。

【調査概要】
テーマ:自信についての意識調査アンケート
期間:2025年9月25日~10月12日
方法:インターネット調査
対象:全国の20~60代、男女計300人(女性168/男性131/無回答1)
実施:みんなの転職「体験談」


(調査対象の年代別割合)


(調査対象の働き方別割合:社員形態)

自信がある人は少数派

まず、「自分は自信がある方か」という問いに対して、「ある」と答えた人は全体の中で少数派にとどまった。反対に「あまり自信がない」「まったく自信がない」の合計はおおよそ4割に達し、「平均的」を含めると、多くの人が強い自信を実感できていない結果になった。



コメント抜粋(自信がある側)
・「小さな挑戦と成果の積み重ねが、落ち着いて自分を信じる土台になった」(男性/40代/正社員・正職員)
・「出産後も同じ会社で経験を深め、頼られる存在になれたことが自信につながった」(女性/50代/正社員・正職員)
・「人と比べるより自分のペースを大事にできるようになり、少しずつ自信が高まった」(女性/20代/フリーランス)


コメント抜粋(自信がない側)
・「成功体験が少なく、失敗の記憶が重なって自信を持てない」(男性/30代/パート・アルバイト)
・「能力も経済状況も人並み以下と感じ、同世代と比べてしまう」(女性/30代/正社員・正職員)
・「幼少期の否定的な体験が根強く、評価や失敗に敏感になってしまう」(女性/30代/契約社員・派遣社員・非常勤)

女性は男性より自信が低い傾向に

自信の有無は性差も影響しているようだ。男性より女性の方が「自信がない」という傾向が見えた。家庭と仕事の両立に揺れたり、仕事そのもの負荷や受け止め方など、性別による背景の差が自己評価に現れている。

若年と高年は「自信あり」、中堅は鈍る傾向

また、年齢別で見ると「自分に自信がある」という人は20代と60代以上で相対的に高く、30~40代でやや下がるU字に近いパターンが見えた。これは家庭・仕事で責任が増える中堅期に自信が揺れやすいことを示唆している。

自信の下支えになるのは「所得」

年収別の調査では、年収が高い層ほど「平均~自信がある」に寄り、低い層ほど「自信がない」が目立った。中間層では「平均的」が多く、経済の安定が自己評価の底板になっている様子がうかがえる。

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文=福島はるみ

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