「航空会社」カテゴリー
航空会社(各国)/エミレーツ航空(アラブ首長国連邦、UAE)
ドバイを本拠とするこの航空会社の成功の秘訣は、乗客の体験をあらゆる面でさらに磨き上げようとする、たゆまぬ姿勢にある。最近になって、ファーストクラスと、同社のマイレージ・プログラム「エミレーツ・スカイワーズ」のプラチナクラスの乗客向けに、ラウンジのようなチェックインエリアが導入されたのもその1例だ。
さらにエミレーツは、自閉症への対応に関して認証を得た初の航空会社でもある。客室乗務員や地上係員、合わせて3万人以上が、自閉症の症状を持つ旅行者のサポートに関してトレーニングを受けている。
航空会社(米国)/デルタ航空
ジョージア州アトランタに本拠を置くデルタ航空は、2025年度のエアトラベル・アワードで最多となる5つのカテゴリーで受賞を果たした。
2025年に創立100周年を迎えるデルタ航空は、Shake Shack(シェイク・シャック)のチーズバーガーや、高級シャンパン「テタンジェ」など、人気の飲食メニューの提供を開始した。また、すべての乗客を対象に無料Wi-Fiサービスを提供するなど、顧客サービスに注力する姿勢を示している。
航空会社(小規模)/JSX
JSXが提供するパブリックチャーター便サービスでは、まるでプライベートジェットで旅をしているような感覚が味わえる。客室の席数はわずか30席で、誰もが嫌う中央列の席は存在せず、足元のスペースにも十分な余裕がある。
加えて、国内便であれば、プライベートジェット専用ターミナルで、離陸20分前までチェックインを受け付けてくれる(国際便の場合は45分前までに済ませる必要がある)。「チェックインに間に合わないかも」という心配とは無縁だ。
「空港」カテゴリー
空港(各国)/シンガポール・チャンギ国際空港
2年連続の受賞となったシンガポール・チャンギ国際空港は、「空港のあるべき姿」を再定義した。最近になって加わった隣接する商業施設「ジュエル」にある、7階分の高さから水が流れ落ちる「レイン・ボルテックス」は、室内にある人工の滝としては世界で最も高いところから水が落ちてくる。
ほかにも、24時間営業の映画館、蝶が飛ぶバタフライガーデンやバンブーガーデンが楽しめるほか、屋上にはプールやジャクジーが設けられていて、飛行機が離陸する様子をそこから眺めることができる。
空港(米国)/ラガーディア空港
ニューヨーク市のクイーンズ区にあるラガーティア空港は、80億ドルをかけて2024年に完成させたリニューアルで得た高い評価を、今年も維持している。ラガーディアも、この部門については2年連続の受賞だ。
保安検査後の乗客が過ごすゲートエリアの空間はゆとりがあり、建物も最新技術の粋が集まっている。さらに、1972年創業の「H&H Bagels (H&Hベーグル)」や、チーズケーキの名店「Junior’s(ジュニアーズ)」など、ニューヨーク自慢の料理店も揃っている。


