カルチャー

2025.10.30 08:45

文化起業家たちが世界に仕掛ける新ビジネス 「カルチャープレナーアワード2025」受賞者が京都に集結!

 カルチャープレナーに選ばれた受賞者たち

 カルチャープレナーに選ばれた受賞者たち

文化を軸に革新的なビジネスを展開する「カルチャープレナー」たち。Forbes JAPANでは、文化と経済活動を両立させ、新たな価値を生み出そうとする文化起業家たちを11月号にて特集。その授賞式イベント「CULTURE-PRENEURS AWARD 2025」を10月13日(月・祝)、京都市と共に開催した。

カルチャープレナーとは、英語のCultural Entrepreneurを元にした造語で、文化起業家のこと。今回選出されたカルチャープレナー30組のうち、24組が授賞式に参加した。アドバイザリーボードの面々や過去2回の受賞者らも京都に駆けつけ、和やかながら熱気に溢れた会となった。

会場は1870年創業の老舗料亭・旅館を活かしたユニークベニュー、鮒鶴京都鴨川リゾート。京都らしい風情を色濃く感じる鴨川沿いに立ち、木造5階建の楼閣建築は登録有形文化財にも指定されている。

開式にあたり、Forbes JAPAN編集長の藤吉雅春は、「ある人間国宝の蒔絵師の先生が、『文化に宿った技術は、人間の寿命を超えて1000年も2000年も生き続ける。伝統工芸は“神に仕える”ような仕事だと話されていた。Forbes JAPANもここに集まっている皆さんと一緒に、これからの時代をつくっていきたい」と意気込みを語った。

Forbes JAPANとともにこのアワードイベントを共催する京都市の松井孝治市長も「京都はぬか床のようなまち。たくさんの素材を入れ、それをまちの人が適宜かき混ぜることでまた新しい味を生み出していく。伝統を墨守するのではなく、アップグレードし、世界も視野に入れる。カルチャープレナー(文化起業家)という概念が広がり、人の輪が積み重なっていくのが、いかにも京都らしい」と胸を張った。

松井孝治京都市長
松井孝治京都市長

授賞式では最初に、表紙に登場した歌舞伎俳優の中村壱太郎が登壇。ART歌舞伎という新しいプロジェクトに挑戦したほか、日本舞踊吾妻流七代目家元・吾妻徳陽としても活躍する人物だ。話題の映画「国宝」では主役たちに所作指導も行った。

歌舞伎俳優の中村壱太郎
歌舞伎俳優の中村壱太郎

中村は「これからも日本の持つ土着性に注目をして、革新的に日本の文化や芸術を世界に伝えていく一端を担えるよう、努力、精進したいと思っています」と受賞の喜びを語った。

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文=真下智子 写真=三野伸吾

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