帰属理論に関する社会心理学の研究で、パートナーの不手際を悪意や性質上の欠点のせいにするのではなく、善意で解釈するカップルは満足度が高く、喧嘩が少ないことが明らかになっている。
このような日常的な意図の解釈は、カップルがストレスにどのように適応するかに大きな影響を与える。カップルが互いの否定的な行動を状況的なもの、あるいは意図的ではないとみなすと、外から圧力を受けているときでも結婚生活の質は一層安定する。逆に、否定的な行動は相手が意図するもの、または相手の性格からくるものだと解釈すると、ストレスは関係に大きな負の影響を及ぼす。
前向きな態度をとることは馬鹿正直であることではない。対処のリソースとして機能する、意図的な心の状態だ。そのためには、とりあえず信じ、状況を落ち着かせ、意見の相違を脅威ではなく潜在的な洞察の源として認識することが必要だ。
例えば、相手がやらなければならない家事をしなかった場合、批判を減らし、問いかけを増やすことで、相手が頑なになるのを最小限に抑え、協力を最大限に引き出すことができるかもしれない。このような心の持ち方にすることで、カップルはストレスに強くなり、成長と支援を促進する雰囲気を確立することができる。
5階:建設的に対立を管理する
対立はあらゆる親密な関係につきものだ。したがって、健全な関係性のある家庭の5階は、カップルが意見の相違をどう解決するかにかかっている。ゴットマンの研究によると、最もうまくいっているカップルは対立を避けない。むしろ、言い争いに勝つことよりも相手を理解することを優先することで、建設的に解決している。
対立を効果的に解決しようとするときに常に役立つツールをいくつか紹介しよう。
・積極的に耳を傾ける:即座に反応せずに相手の話を最後まで聞く
・感情調整:怒りや不満に押しつぶされそうになったときに一旦立ち止まり、反省する余裕を持つ
・問題解決を目指す:意見の不一致をぶつかり合いではなく、妥協の機会としてとらえる
カップルがいがみ合うのではなく、協力的な態度で争いを解決すると、口論が頻繁でもより高い関係満足度といった長期的なメリットがもたらされる可能性が高くなる。つまり5階ではバランスを取り、2人の関係の構造を不安定にすることなく違いを認める階だ。
6階:お互いの夢をサポートする
実証研究によると、2人が共有する目標に加えて、互いの個人の目標を積極的にサポートし合うカップルは結婚生活の満足度が高い。そして、これこそが健全な関係性のある家庭理論の6階だ。


