サイドクエストは生産性を解き放つ鍵
慢性的な仕事のプレッシャーは、リラックスと生産性の妨げとなる。自分自身や周囲の環境から切り離され、ストレスの度合いが高まる。オンライン会議が何時間も続いたことがある人なら、それがどんなものかよくわかるだろう。
しかし仕事の効率を上げるために自分を追い込む必要はない。実際、休息やリラックスする時間をとると、仕事に対するやる気や生産性が高まることが科学的に示されている。キャリアで求められていることや締め切りに追われている人には、難しい話だ。
「締め切りに間に合わせなければならないときに、10分も15分も瞑想や運動、サイドクエストに時間を割く余裕はない」とよく耳にする。だがサイドクエストをするときと、大量の仕事をさばく必要があるときとの違いに気づくだろう。
計画的なサイドクエストを含め、柔軟な働き方を受け入れている組織では従業員の忠誠心は強く、仕事に対する思い入れは高まり、生産性も向上する。サイドクエストはリセットのためのささやかな時間として機能し、集中力や創造性、感情面での回復力を高める。柔軟な方針は信頼の証であり、従業員と雇用主の絆を強める。
「柔軟性は、従業員の定着と仕事に対する熱意のための戦略的ツールだ」とスタニアートは話す。雇用主は小休憩を奨励し、計画的な自主性を認め、労働時間ではなく成果を測定し、柔軟性を模範として導入を強化するようアドバイスしている。
サイドクエストを見送っている自分に気づいたら、5分間の小休憩をとり、集中力や意欲のレベル、生産性の違いに気づくことだ。この習慣を続けると緊張が和らぎ、気持ちがリラックスし、自己満足と生産性が急上昇する。サイドクエストは融通のきかない制度が何十年も抑えつけてきた人間中心の生産性を、解き放つ可能性を秘めている。


