暮らし

2025.10.29 09:15

ブラックフライデーの勝者はスーパーとECサイトだ

近年のハロウィンの異常な盛り上がりのように、海外発祥の文化や習慣を巧みに取り入れ、日本独自の形で定着させてきたのが日本人の特徴だ。小売業界の大型セールとして急速に浸透している「ブラックフライデー」もその1つである。アメリカの感謝祭翌日に始まるこの大型セールは、今や年末商戦の火付け役として完全に定着したと言えよう。

そんな「ブラックフライデー」に関して、生活者総合研究所が調査。もはや国民的セールへと定着したことが伺える結果となっている。

まず「ブラックフライデー」を知っているかの問いに、「知っている」「名前は知っている」を合わせると、95.5%の人が知っていると回答。2024年時点の調査でも93.7%が認知しており、すでにブラックフライデーが日本の生活者に深く浸透していることが分かる。

ただ、ブラックフライデーで買い物をするかとの問いには、「買い物したい」が47.8%と約半数に留まっている。未定が3割いるのでどちらに転ぶかはわからないが、ブラックフライデーに踊らされない人たちも2割以上いるということだ。

では、この大型セールで買いたいものとしては、「食料品・飲料品」が63.2%、「日用品・衛生用品」が55.7%、「衣類・ファッション雑貨」が44.1%と、家電や家具などの高額商品よりも、日常的に必要なものの購入を希望する人が多い傾向にある。

買いたい場所も「スーパーマーケット」が54.2%、「ECサイト」が53.3%とこの2トップがダントツで多い。ブラックフライデーは、生活防衛のための「まとめ買い」の場として活用されているようだ。

関心のあるセールとしては、「年末セール」「Amazonのセール」に次いで、3番目に関心が高いセールとなったブラックフライデー。海外の巨大セールは、日本の生活者の節約志向と企業の販売促進のニーズに合致し、完全に日本の年末商戦の一部として定着したと言えよう。

出典:くふうカンパニーホールディングス「ブラックフライデーに関する調査」より

文=飯島範久

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