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2025.10.26 16:10

タタ・キャピタル、インド最大のIPOで17億ドル調達へ

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タタ・キャピタル—インド最大の複合企業グループの一つであるタタ・グループの金融サービス部門—は、今年インド最大規模となるIPO(新規株式公開)を準備しており、この初の株式公開で最大1550億ルピー(17億ドル)を調達する見込みだ。

同社は、タタ・ソンズやインターナショナル・ファイナンス・コープ(IFC)を含む既存株主とともに、1株あたり310ルピーから326ルピーの価格帯で、最大4億7580万株の新株および既存株を売り出すと、月曜日に発表された新聞広告によると明らかにした。IPOによる調達資金は、タタ・キャピタルの資本基盤を強化し、将来の融資活動を支援するために使われる。

IPOのブックビルディング(需要調査)は10月3日にアンカー投資家向けに開始され、一般投資家向けには10月6日から8日まで株式が提供される。タタ・キャピタルの株式は10月13日にインドのナショナル証券取引所で取引が開始される予定だ。

タタ・キャピタルはインド全土の約1500の支店を通じて消費者や企業向けに融資を提供している。全国で700万人の顧客にサービスを提供し、住宅ローン、ビジネスファイナンス、マイクロファイナンス、プライベートエクイティ投資、クレジットカードなどを取り扱っている。同社の純利益は3月期決算で前年比16%増の366億ルピーとなった。

同社は、インドでIPO活動が活発化する中で市場に参入する。今月初め、清掃や配管などのサービスを提供するアーバン・カンパニーは、取引初日に株価が62%上昇し、1億ドル以上のインドのIPOとしては最高の市場デビューとなった。ウォルマート傘下のデジタルウォレット「PhonePe」や、インド最大の無線通信事業者である資産10億ドル以上の富豪(ビリオネア)ムケシュ・アンバニ氏のリライアンス・ジオなど、複数のIPOが控えている。

タタ・キャピタルは、故ラタン・タタ氏(10月に逝去)が産業の巨人へと変貌させたインド最古の複合企業グループの一員だ。彼の20年にわたるリーダーシップの下、2007年に英国の鉄鋼メーカー、コーラス・グループや、翌年には高級自動車メーカーのジャガー・ランドローバーなどのグローバル買収を実現した。

forbes.com 原文

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