映画

2025.11.01 18:00

80年代を代表する傑作やカルト的な人気作まで「最高の青春映画」30選〜Vol.1

2005年のMTVムービー・アワードにて「シルバー・バケット・オブ・エクセレンス賞」を受賞した『ブレックファスト・クラブ』の出演者たち(Photo by Frederick M. Brown/Getty Images)

26. ブレックファスト・クラブ(1985年)

モリー・リングウォルド、ジャド・ネルソン、エミリオ・エステベスらが出演するこの名作『ブレックファスト・クラブ』(アマプラ)は、1980年代を代表する傑作の1つだ。5人の高校生が心の内を明かし、互いの違いと、互いを結びつけるものを探っていく。シンプル・マインズの『Don't You (Forget About Me)』を含むヒット曲のサウンドトラックが、ジョン・ヒューズ監督の本作をさらに素晴らしいものにしている。

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ネルソンが演じる不良のジョンが教師に吐く「Eat my shorts(俺の下着を食べろ/くそ食らえ)」をはじめ、数々の名台詞もよく知られている。

25. 少女は自転車にのって(2012年)

多くの素晴らしい青春映画では、十代の主人公が自らを証明するため、目標達成につながるコンテストで優勝しようと努力する。アラビア語の映画『少女は自転車にのって』(IMDb)では、サウジアラビアのリヤドで女学校に通う活発なワジダ(ワアド・ムハンマド)が、親に反対された自転車を自分で手に入れるため、賞金が出るコーラン暗唱コンテストで優勝を目指す。

24. ヘイト・ユー・ギブ(2018年)

原作は、ブラック・ライヴズ・マター運動に触発され、ベストセラーにもなったアンジー・トーマスのヤングアダルト小説『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ』(邦訳:岩崎書店)。

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『ヘイト・ユー・ギブ』(アマプラ)の主人公・黒人少女スター(アマンドラ・ステンバーグ)は、貧しい黒人居住区(ゲットー)にある家と、生徒の大半が白人の私立高校という2つの世界で、自分を切り替えて生きている。

車で送ってくれた幼馴染のカリルが、警官から停車を命じられたのち射殺されるのを目撃したスターは、騒動を避け沈黙を守るか、それとも、証言して不正を明らかにするのか、決断を迫られる(「発言する権利があっても、肝心な時に黙ってしまうなら無意味では?」と彼女は自問する)。

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翻訳=高森郁哉/ガリレオ

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