2025年のNBA選手の収入ランキング
第1位 ステフィン・カリー(37)
年収:1億5960万ドル(約243億円)
チーム:ゴールデンステート・ウォリアーズ(ポイントガード)
コート内収入:5960万ドル(約91億円)
コート外収入:1億ドル(約152億円)
同一チームで17シーズン以上を過ごすNBA史上10人目の選手になろうとしているカリーは、37歳というベテランの域に達しても、高い評価を維持している。ESPNが毎年オフシーズンに実施するコーチやスカウト、フロント幹部への調査において彼は「最も優れた米国出身プレーヤー」に選ばれている。
昨年結んだ契約によって2027年までウォリアーズとの契約を維持するカリーは、コートでもゴルフ場でも超一流の“ロングレンジ・シューター”として知られており、先日公開されたYouTube動画では、LIVゴルフの飛ばし屋ブライソン・デシャンボーをドライバーの飛距離で上回り、その腕前を証明した。
彼はまた、コートの外でも自身のビジネスグループ「Thirty Ink」を通じて多角的な活動を展開している。CNBCによれば、同社の2024年の売上高は1億7350万ドル(約264億円)に達した。また、カリーの制作会社Unanimous Mediaは、ロサンゼルス周辺の伝説的バスケットボール選手を題材にしたドキュメンタリー『Good Shot』を6月にプレミア上映した。2026年2月に劇場公開予定のアニメ映画『GOAT』の制作にも参加している。同社は今年iHeartMediaとポッドキャスト番組での提携を発表し、コネティカット大学のスター選手アジー・ファッドの新番組を共同制作している。カリーはまた9月には、自身の成功哲学をまとめた著書『Shot Ready』を出版した。
第2位 レブロン・ジェームズ(40)
年収:1億3760万ドル(約209億円)
チーム:ロサンゼルス・レイカーズ(フォワード)
コート内収入:5260万ドル(約80億円)
コート外収入:8500万ドル(約129億円)
引退説が報じられる40歳のレブロン・ジェームズは、4月にロサンゼルス・レイカーズがプレーオフ1回戦で敗退した際にも、その可能性を否定しなかった。彼は6月に5260万ドル(約80億円)のプレイヤーオプションを行使し、2025~26シーズンもレイカーズに残留することを選んだものの、去就をめぐる不確実性は残り、先日はヘネシーの広告キャンペーンの一環だった暗示的なSNSの投稿を「引退を示唆する」と受け取ったファンもいたほどだ(あるファンは、「引退試合になるかもしれない」と思い込んで試合のチケットを購入し、後に訴訟を起こしていた)。
ジェームズはNBA史上初めて通算23シーズン目に突入する選手となる予定だが、年齢の影響は見え始めている。坐骨神経痛のため今季の開幕から数週間は欠場するとみられている。一方、ビジネスの世界では衰えを見せていない。ナイキ、ドラフトキングス、アマゾンといったブランドとのスポンサー契約に加え、今夏にはファンタジースポーツサイト「Fantasy Life」に出資。6月には高級時計ブランド「リシャール・ミル」とのコラボによる40万ドル(約6100万円)超の限定モデルを発表し、メンズグルーミングブランド「The Shop」は3月にウォルマートに加えてCVSでも販売を開始した。
フォーブスは2022年にジェームズを「ビリオネア」と認定したが、本人は最近その肩書きに異を唱え、「銀行口座には数千ドル(数十万円)しかない」とComplexのインタビューで冗談めかして語った。
第3位 ケビン・デュラント(37)
年収:1億430万ドル(約159億円)
チーム:ヒューストン・ロケッツ(フォワード)
コート内収入:5330万ドル(約81億円)
コート外収入:5100万ドル(約78億円)
ケビン・デュラントは、2021年にブルックリン・ネッツと4年総額1億9800万ドル(約301億円)の契約を結んで以来、2度のトレードを経験している。2023年2月にはフェニックス・サンズへ移籍し、今年7月にはヒューストン・ロケッツへ移った(昨季、古巣ゴールデンステート・ウォリアーズからの復帰要請を断ったことも本人が認めている)。
しかし今季、37歳の彼は新天地に腰を落ち着ける意思を示し、10月19日にヒューストンとの2年9000万ドル(約137億円)の延長契約を締結した。この契約額は、デュラントが本来得られる最大契約より約3000万ドル(約46億円)少ないが、そのすべてを失うとは限らない。2027~28シーズンのプレイヤーオプションが付いており、39歳のシーズンを迎える時点でトップレベルの状態を維持していれば、早期にフリーエージェントとなることもできる。
デュラントは、幅広いスポンサー契約や投資ポートフォリオからも利益を得ている。ファンデュエル、ディックス・スポーティンググッズ、カフェチェーンの「ジョー・アンド・ザ・ジュース」などとの提携に加え、自身のファミリーオフィス「35V(サーティファイブ・ベンチャーズ)」を通じて、炭酸飲料メーカーのスピンドリフトやフランスのサッカークラブ、パリ・サンジェルマンへの出資も行っている。
また最近、以前に得ていた資金の一部にも再びアクセスできるようになった。暗号資産取引所コインベースは9月、デュラントが数年前に誤ってロックしてしまった自身のアカウントを復旧したと発表した。


