ヴィクトリアが手掛けるファッション・ブランド、Victoria Beckham(ヴィクトリア・ベッカム)はロンドンの旗艦店とオンラインストアの好調な売り上げに支えられ、4年連続で増収を記録。2024年の売上高は、前年比26.5%増の1億5000万ドル(約228億円)となった。
だが、売上高が増加する一方で、損失はおよそ680万ドル(約10億円)に拡大。英ビジネス・通商省の行政機関、Companies House(カンパニー・ハウス)が公開している決算報告書によると、ヴィクトリア・ベッカム・リミテッドの株主らは2025年、同社に840万ドル(約12億円)を追加融資している。
同社は前年にも、ベッカム夫妻とネオ・インベストメント、英国のオーディション番組『ポップ・アイドル』を企画したプロデューサーでスパイス・ガールズのマネージャーでもあったサイモン・フラーなどから、合計およそ930万ドル(約14億円)となる出資、または融資を受けていた。
ブランドとしてのヴィクトリア・ベッカムは、英仏両国の百貨店への出店を通じた事業の拡大を計画しているという──今後もデビッドが自らのブランドを確実な勝利へと導いてきたその方法から、インスピレーションを得ていくことは間違いないだろう。


