業務にAIを使うのは恥ずかしいことなのか? 上司や同僚にAIの利用をまったく隠さないという人は、わずか4割にとどまるという調査結果が発表された。意外にも、いちばん多いのは20代だった。
ITフリーランスのエージェントサービスなどを提供するHajimariは、ビジネスパーソン861人を対象に、生成AI活用に関する調査を行った。それによると、業務でのAI利用を上司や同僚に対して隠したことがある人は56パーセントにのぼることがわかった。なかでも、ほぼAIネイティブと言ってもいい20代の社会人がいちばんよく隠していた(約63パーセント)。

だが、AIをいちばんよく使っているのも20代だ。そのためか、業務でのAI利用が叱責やミスにつながった経験を持つ人は20代が、約86パーセントと最多だ。もっとも、いちばん少ない50代でも約66パーセントで、平均して8割近い人が何かしらやらかしている。

ミスの内容は、約37パーセントと突出して多かったのが「AIに頼りすぎて自分の思考や提案の深みが不足していると注意された」というもの。また、情報の出典を明示せず上司や顧客から注意を受けた、AI生成の文章や資料の完成度が低くやり直しになったなど、AIの「無謀運転」が目立つ。




